横浜華僑の歴史と横浜華僑総会の紹介             中文版

 横浜華僑は1859年(安政6年)、横浜開港と同時に定住を始めた。
 明治初期には同胞の生活上の各種問題を解決するため、相互扶助の観点から中華会議所(のち中華会館に改称)・同郷会・公所などの組織を設立し、関帝廟・中華墓地を建設した。
 関東大震災(1923年)及び第2次大戦により横浜華僑は大きな打撃を受け、厳しい差別に耐えた。
 第2次大戦後、横浜華僑は困難に耐え勤勉な働きによって中華街を復興し、1946年前後には中華会館・関帝廟・中華学校を再建する。華僑は「三把刀」(料理用包丁・洋服の仕立てのハサミ・床屋のかみそり)にかかわる職業や貿易などに従事した。そして華僑の権益を擁護し、生活上の諸問題を解決し華僑社会を統括するため、華僑総会を設立した。
 1949年に中華人民共和国が成立すると、海外華僑は喜び勇み精神的な後ろ盾を得たが、反面、華僑社会には政治的分裂が出現した。中華学校、総会が二分し、同郷会をも分裂の影が覆った。対立は長期にわたり、時には激烈な衝突を起こして日本の官憲の不法な弾圧を受けることもあった。
 1960年、新生中国を支持する僑胞たちは自らの正当な権益を擁護し華僑愛国団結を強めるため、華僑聯誼会を設立した。

 1972年の中日国交正常化後、華僑を取り巻く状況は好転し、親族訪問往来が自由となり、多くの僑胞が祖国の発展を目のあたりにした。
 横浜華僑界における横浜華僑総会正常化の機運高まりにより、横浜華僑総会正常化委員会が結成され、その決議により神奈川県知事・横浜市長・中国大使館参事官らを来賓に迎えた僑民大会が1976年に開催され、中華民国留日横浜華僑總会会則改正案が採択され、僑民の大多数を代表する横浜華僑総会新理事会と新会長を選出した。僑胞の愛国大団結を進め、幅広い僑胞に服務し、中華文化を弘揚し、中日友好事業を促進するためにさらなる1歩を踏み出した。
 1986年に関帝廟が火災に遭ったが、左・右の立場を問わず華僑は一致協力して関帝廟再建を協議し、5億8千万円の巨額の再建資金を募り、現在ある壮麗な関帝廟が1990年に完成した。関帝廟の再建は、華僑が統一と団結に向かって歩む新たな1歩であり、われわれはこの1歩を大事に引き続き努力する。協調は華僑が今後も歩むべき道である。
 1988年前後に、中華義荘の整備が始まり、双方の協力により作業は順調に進んだが、今後もさらに華僑の福利事業の充実を図るため、協同して智慧を出しあっていきたい。
 2010年、横浜山手中華学校の新校舎が横浜中華街に近いJR石川町駅そばに落成し、百余年の伝統ある華僑の学舎はこれからの百年の発展の礎を固めた。中国大使館と神奈川県・横浜市の協力の下、広範な僑胞と各界有志の無私の援助による新校舎の落成は、横浜華僑社会の大きな慶事であった。

 20141現在、神奈川県居住中国人は55,667人、横浜市居住中国人は33,084人。

 中日国交正常化以来40年、新華僑華人の増加により横浜華僑を取り巻く環境は変化したが、横浜中華街には次世代を育てる保育園・幼稚園・中華学校や出身地ごとの同郷会、職域団体・新華僑華人団体・婦人団体、また街の活性化や街づくりに尽力する協同組合・街づくり協議会、さらに銀行や関帝廟・媽祖廟・中華義荘があって、それぞれが有機的に結びついてコミュニティを形成している。


横浜華僑総会

設立目的:華僑の正当な利益を擁護し、愛国団結、中華文化の継承と弘揚を増進し、経済文化のレベルを高め、中日友好を推し進める。

会    員:神奈川県下に在住あるいは勤務する華僑・華人およびその家族。

会員代表大会:本会の最高決議機関。2年に1度定期大会を開催し、理事会構成員を選出する。会員代表は現在460名で、17の基本団体(横浜山手中華学校・横浜山手中華学校家長会・横浜中華学校校友会・横浜華僑婦女会・広東要明鶴同郷会・横浜福建同郷会・横浜華僑商公会・京浜華厨会所・横浜華僑華人聯友会・廣東同郷会・横浜華僑小紅の会・黄河女声合唱団・横浜中華青年会・日本福建経済文化促進会横浜分会・日本福建平潭同郷会・横浜中山郷友会・茉莉花女声合唱団)より推薦された代表及び個人により構成される。

理  事  会:会員代表大会閉会中の決議機関。理事会の構成員は会員代表大会にて選出される。理事会には会長、副会長、議長、副議長、常務理事、理事、監事の役職を置く。日常業務は事務局長のもと事務局が行う。

活    動:国慶節慶祝行事・新春聯歓会・旅行会を主催、会報『横浜華僑通訊』発行。神奈川県や横浜市、また全国規模あるいは県・市の中日友好団体や中華街にかかわる町内会・協同組合などと協力して中日友好活動を推進。イベントでは横浜みなとまつり国際仮装行列・春節・関帝誕・媽祖祭などなどの地域活動に協力し、街づくりに寄与する。

業    務:僑胞が直面する日常生活や一部法律にかかわる問題に対処するため助言と仲介を行う。主に中国パスポート申請手続きや、相続、婚姻、出生、死亡、帰化、在留資格などの手続きを支援、仲介する。
◎「親族訪問」書類作成=中国在住の親族を日本に呼ぶ際、必要とされる理由書・身元保証書・日程表・名簿などの日本語書類を作成します。
◎日本語翻訳=中国発行の各種公証書や中国語文書を日本語に翻訳します。
◎文書作成、日本語―中国語翻訳。
また、旅行業務では、中国旅行を主に他の国や地域のビザ申請などの旅行関連業務一般を行う。
各種申請用紙ダウンロード

主な総会幹部:顧問/曾コ深  名誉会長/任政光
会長/謝成發  副会長/楊義誠・張愛玲・余 凱・楊文恵・朱銘江・王忠福
議長/譚優矢  副議長/李香玳
事務取扱時間:平日午前9時から午後5時
       土曜午前9時から正午
       祝祭日・日曜休業

本会所在地:日本神奈川県横浜市中区山下町126−1中華大厦
電 話:045(641)8606
FAX:045(663)1490
URL:http://www.yokohama-chinese.gr.jp/
E-Mail:zonghui@yokohama-chinese.gr.jp

2015年11月