横浜華僑通訊 最新2017年1月号より抜粋

目次:

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新年のごあいさつ

校友生音楽会 開催さる

福建経済文化促進会横浜分会  忘年会を開く

華文教育の「新たな100年」を目指して

小紅、唱游会開く

中国語なう

新・ハローワークの窓から

訃告




二〇一七年 一月一日  横浜華僑総会

会 長 謝成發
副会長 楊義誠、佐久間愛玲、楊文恵、余 凱、朱銘江
理事監事一同  事務局一同

新年のごあいさつ       横浜華僑総会会長 謝 成 發

 横浜華僑総会会員のみなさま
 友人のみなさま
 新年好!
 明けましておめでとうございます。
 日本華僑華人聯合総会(任政光会長)は昨年5月、新入管法の改善を求め岩城光英法務大臣へ陳情書を提出し、中日友好を願う在日華僑の立場から意見と要望を伝えましたが、横浜華僑総会は従前より聯合総会常務委員として務めを果たし、また今後とも聯合総会をとおして日本全国の華僑華人の課題解決に尽力していくつもりです。
 横浜華僑総会は昨年2月17日(水)にローズホテルで新春聯歓会を開催し、京浜地区の僑団・僑会・友好団体・協賛団体の代表と県下の僑胞300余名が一堂に会し丙午の春節を祝いました。この会は喜寿と新成人をお祝いする会としても、僑胞会員に待ち望まれる楽しい会に成長してきたことをみなさまとともに喜びたいと思います。
 国慶節は、今年は10月1日が土曜日にあたりましたが、ローズホテルでの慶祝宴会に中国大使館の劉亜軍公使や王軍参事官兼総領事など駐日大使館の代表のほか、神奈川県議会・横浜市の代表、京浜地区の僑会・僑団の代表、友好団体代表を迎え、県下の僑胞が一堂に会して中華人民共和国成立67周年と中日国交正常化44周年をともに盛大に祝うことができたことは喜びでした。慶祝パレードや採青もつつがなく盛大に行うことができました。
 昨年、横浜華僑総会は新たな企画を始めました。5月に「独身男女」に限定してのボーリングパーティには横浜中華学校校友生やその友人、同郷会子弟が集合し楽しみましたが、次回の企画が待たれています。また8月には横浜港を巡るサマーナイトクルーズを主催し好評をいただきました。今年も、みなさまが手軽に楽しめるような企画をたてますので、みなさまのご参加、ご協力をいただきたくお願い申し上げます。
 また、一昨年夏に新たに協力団体として横浜華僑総会は日本福建経済文化促進会横浜分会・日本福建平潭同郷会・茉莉花女声合唱団・横浜中山郷友会の4団体を迎え入れましたが、この1年、本会は、各団体それぞれが多彩で活発な活動を続けておられることに刺激を受け、また励まされてもいます。
 横浜中華街は昨年、年間を通して来街客が増加し、安堵しております。また中華街のある山下町には立派な町内会館が竣工し地域の活動拠点ができたことは大変喜ばしいことです。ともに暮らすこの街が末長く繁栄しさらに発展するよう祈念しております。
 近年、本会は「あーすフェスタかながわ」「ハローよこはま」などをとおして、神奈川県・横浜市の地方行政府や県民・市民と発展的友好関係を築いてきました。
 しかし中日両国関係に目を向けると、2012年から今日まで、政府間交流は残念ながら冷え込む一方です。冷え切った両国関係の雪解けと春の訪れを切に願うばかりです。
 祖(籍)国の発展と両岸関係のさらなる発展を願い、中日関係が1日も早く改善されることを願い、2017年がみなさまにとってすばらしい年になりますよう祈念いたします。
 本会は2月8日(水)に新春聯歓会を開催します。その席で皆さまにお目にかかれることを楽しみにしております。ぜひご参加ください。


校友生音楽会 開催さる


 横浜山手中華学校校友生音楽研究会(華音会)は11月22日(火)、横浜関内ホール小ホールで「第18回校友生音楽会」を開催した。
 この会は横浜山手中華学校の卒業生とその仲間によるコンサートで、声楽やピアノ・ヴァイオリンの演奏と合唱が披露された。声楽は李艶薇(中華学校28届)・鄭香蓮(32届)・莉玲(36届)・羅順英(42届)、ピアノソロは呉少煖(9届)・潘蘭英(15届)・曽美江(36届)・陳彗玲(36届)・王暁璐(山手中華学校教諭)、ヴァイオリンは横山金海、ピアノ共演は黄巧玲(32届)・熊谷愛子・古川習・DEN、また華音混声合唱団(石井妙香・簡秀娟・張錦屏・陳葵英・鄭麗芳・繆桂馨・楊鳳蓮・張文統・杜子威・古家芳雄・劉美河・梁啓成)が出演した。
 ピアノ調律は周俏怜(34届)、ヘアーメイクは劉菁(42届、以上敬称略)によるもの。
 スタッフは若い校友生が担当し、老若男女の校友生が集う活気ある会となった。
 曲目は西洋・中国・日本のクラシックから現代のオリジナル曲まで幅広く、演奏者本人が曲目の解説や自己紹介を行うことで、観客も演奏曲目の理解や演奏者への親しみを深めた。中国の曲が多いことに日本の友人たちも喜び、またなじみのある西洋のクラシックも解説があることで身近なものになった。混声合唱は羅順英老師の指揮で楽しそうに歌っているのが印象的。さらに、えのき商会による豪華な舞台装花と、出演者の色とりどりの衣装が観客の目を楽しませた。終演後、出演者と観客が和やかな時間を過ごした。
 観客・スタッフ・スポンサーとしても参加できる校友生音楽会。来年もぜひ期待していただきたい。           (華音会)


福建経済文化促進会横浜分会  忘年会を開く

 日本福建経済文化促進会横浜分会(陳宜華会長)は12月4日(日)、ローズホテル横浜で忘年会を開催した。中国大使館及び各団体が招かれて出席し歓談した。本会謝成發会長があいさつした(左写真)。 


華文教育の「新たな100年」を目指して 94
山手中華学園、教育懇親会を開催する


 学校法人横浜山手中華学園(曽德深理事長)は12月4日(金)、2016学年度の教育懇親会(昨年までは「教育懇談会」)を中華街の華正楼本館で開催した。中華人民共和国駐日本国大使館代表、神奈川県下の公私立高校・中学校の代表や県・市の教育関係者、華僑華人団体代表、学園理事・評議員、家長代表と教職員など140余人が出席し懇親した。本会から、謝成發会長が招かれ出席した。
 懇親会は今年も「増進友誼、加深了解(友誼を増進し、理解を深めよう)」をテーマに、教育懇親会のかたちで中国大使館の郭燕公使をはじめ、日本の地方自治体、日本の学校および教育関係者各僑団に横浜山手中華学園の学校運営の方針、進むべき道筋、現状について、理解と支持を得ようとするもので、1969年より今日にいたるまで47年続く、横浜の教育界、ひいては関東地区の教育界、華僑華人社会のなかで大きな事業となっている。
 主催者を代表してあいさつした曽理事長は、中華学校が実践している中日両国語のバイリンガル教育の現況と、中日両国の文化教育を小学1年生から授業に取り入れていることを紹介した。
 中国大使館の郭燕公使(左写真)は出席した日本の教育界の代表に対し、ながきにわたり山手中華学校を支援してきたことに感謝の言葉を述べ、中華学校が百余年にわたり多くの人材を輩出してきたことを高く評価した。 
 続いて日本の教育界の来賓を代表してあいさつした神奈川県教育委員会の折笠部長は、中華学校の生徒の能力と水準を高く評価し、中華学校の教育方針と理念を賞賛した。
 高木学園の高木校長はあいさつで、父君と2世代にわたる山手中華学校との交流の歴史を振り返り、日中間の友好を深めることの大切さを力説した。
 東京華僑総会の林斯福会長は中華学校のすばらしい未来と中日両国人民のさらなる友好を願い、乾杯の発声をした。
 参加者が親しく懇親するなか、司会者が来賓を1人ひとり紹介した。そして、公立高校の校長を代表して横浜立野高等学校の清野史康校長、私立高校の校長を代表して法政大学女子高等学校の和仁達郎校長、友好交流を進めている学校を代表して仲尾台中学校の指原信一校長がそれぞれユーモアを交えあいさつした。横浜華僑界を代表し、本会の謝成發会長もあいさつした。
 懇親会は和やかに進み、閉会にあたって張岩松校長は、日本語で感謝の意を表し、横浜山手中華学校に対する引き続きの支援を訴えた。
 毎年この時期に開かれる教育懇親会は、山手中華学校の教育に理解と支持を得るよい機会となっている。
       (横浜山手中華学校)

熊猫幼稚園 唱游会開催

 熊猫幼稚園(黄偉初園長)は年に1度の「唱游会(おゆうぎ会)」を12月10日(土)に開催した。唱游会の練習演目を練習し舞台に立つことで、児童たちの音楽・舞踊・演劇の表現能力を育んでいる。
 毎年新たな工夫を試みるなか、今年は大班の手話の歌「感謝」は約300名の観客に深い感動を与えた。
 また、パンダのぬいぐるみを着たパパ・ママによる「カンフーパンダ」のテーマ曲の踊りは子どもたちを大いに楽しませた。(熊猫幼稚園)

小紅、唱游会開く

 12月17日(土)、保育園小紅は2016年度唱游会を横浜華僑婦女会館3階で開いた。今年はここで行う最後の唱游会になった。「爸爸・媽媽・爺爺・奶奶」などたくさんの方が来場し、会場がいっぱい。
 お客様の見守るなか、オープニングは獅子舞を披露し、小さい子も楽しく「表演」することが出来た。唱游会にむけて、子どもたちはがんばって練習に取り組み、日頃の練習の成果を発揮し、唱游会を成功させることができた。最後に保護者が踊りを披露して子どもたちを楽しませてくれた。
 この日、1年間の成長を保護者や来賓の皆様と共感できた日となった。
   (保育園小紅・佐久間愛玲)


中国語なう 55
  乌龙 wulianwang
 (台湾では繁体字「烏龍」を使用)
意味:① ドジ、へま、間抜けなこと
   ② ウーロン茶
   ③ うどん(主に台湾にて)
 
 「乌龙」が「ドジ、へま、間抜け」?
 もちろん「乌龙茶」といえば「ウーロン茶」のことですが、会話で「乌龙」が出てきたら、今回紹介する意味あいで使われることが多いです。
 「不注意で過ちを犯す」の意味で「搞(gao)乌龙」とか「摆(bai)乌龙」のように使い、「乌龙+名詞」で、「粗相をする人やこと」を表現します。
 この使い方、当初はサッカーの「owngoal(オウンゴール)」の訳語として「乌龙球」が1960年代から香港で使われ始めたことによります。その後「ドジ、へま、間抜け」という意味あいで、中国語圏で広く使われるようになりました。
 また、広東に伝わる伝説によれば、昔ある村が日照りに見舞われて水不足になったとき、雨乞いをしたものの、恵みの雨をもたらすはずの「青龙」(青い龍)が来ないばかりか、不吉な「乌龙」(黒い龍)が現れて村を荒らしたそうで、この言い伝えから「乌龙」の語は「手違い」を表すようになったともいわれています。
 ちなみに日本のマンガ「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の中国語版のタイトルは「乌龙派出所」だそうです。
 最近日本でも高齢者の運転ミスがよくニュースになりますが、とんでもない運転ミスをすることを中国語では「乌龙驾驶」といいます。
 さらに「乌龙茶」の産地としても名高い台湾には「乌龙麵」が存在します。「ウーロン茶」を練りこんだ麺でも「でたらめな麺」でもなく、日本語の「うどん」の訳語として「乌龙麵」を使います。
 日本でも「うどん」を「うろん」と称する地域がありますが、福建地方の閩南語を母語とする台湾の人々にとって、「乌冬 (ウードン)」より「乌龙(ウーロン)」のほうが発音しやすいのかもしれませんね。


新・ハローワークの窓から 98
履歴書の添削


 ハローワークの外国人コーナーではたいてい、求職登録のあと、応募の際に履歴書が必要なことを伝え、自分で書くことができなければ身近な人に書いてもらうよう伝えることから始まる。
 そうかと思えば、日本での在住期間が長く、さほど手を入れる必要のない履歴書を書いてくる人もいる。
 添削で難しいのは、履歴書がその人の、人となりを表現するものになるようにすること。添削をしすぎては、もうそれはその人の履歴書ではなく別人のものになってしまう。
 ひらがなでもローマ字でも自分の扱える言葉で、自分のことをちゃんと相手に伝えることができればいいのだ。
 大学や大学院卒など学歴の高い人は一番正しいものを求めるあまり、人に正解を聞こうとする。けれども正解がないのが履歴書。
 以前、書類添削を熱心に望んだ外国籍の人がいた。看護助手の仕事を望んでいて、自分で書いた履歴書の資格欄にはヘルパー2級と書かれていた。日本語がうまく書けないだけで書類選考に受からないのはもったいないと思い、私もいろいろアドバイスして書類を作り上げ、介護施設を併設している病院に応募して採用された。しかし、数か月で離職して職業相談が再開した。離職の理由は「いじめ」だという。
 今回、通訳員を介して相談を行ってわかったことは、私が求職者を過大評価していたようだということ。
 たとえば通訳員が説明した求人票の中で、すでに分かっていて当然の部分にさえ彼女が振り仮名を振ったり、同じことを何度も聞いたりするところ。事業所に応募の電話をかけた際に私が「漢字はある程度わかります」と伝えたのを聞いて、通訳員には「私は漢字はできないわ」と話したことなど。
 医療の現場で、新しい同僚に何度も同じ言葉の読み方や意味を尋ねたら、それはうるさがられるだろう。教えてもらえないことを「いじめ」と感じたのかもしれない。
 履歴書をちゃんと作っただけに、事業所側の期待が大きかったと思うと責任の一端を感じずにはいられない。
  ハローワーク横浜  職業相談員 李 艶 薇


訃告
伍国発氏(中華学校6届生、8届伍彩琴女士・12届伍彩月女士兄上様、広東省中山)16年11月下旬逝去されました。享年79歳。通夜・告別式は家族葬で執り行われました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


楊月貞女士
(中華学校9届生、37届劉和美女士・39届劉良美女士・46届劉幸恵女士ご母堂、広東省高明)16年11月21日逝去されました。享年74歳。通夜・告別式は家族葬で執り行われました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


梁勁桂氏
(中華学校3届生、30届梁翠蘭女士・32届梁徳雄氏ご尊父、広東省高明)16年12月9日逝去されました。享年83歳。通夜は12月14日、告別式12月15日、山下町「広東会館」で執り行われました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。