横浜華僑通訊 最新2016年9月号より抜粋

目次:

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サマーナイトクルーズ盛況

相模湖ダム追悼会開催

華厨会所 屋形船で親睦会

校友会、聯歓会を開催

バスケOB・OG会開催

卓球部OB・OG会開催

平和の響き 海岸通りに流れて

華文教育の「新たな100年」を目指して

中国語なう

新・ハローワークの窓から




サマーナイトクルーズ盛況


 横浜華僑総会は8月3日(水)、山下公園から出る横浜港納涼船「マリーンシャトル」のロイヤルルーム貸し切りでサマーナイトクルーズを開催、謝成發会長など大人24名、子ども1名が参加した。
 山下公園の船乗り場に集合、浴衣着用で割引があるということで浴衣姿もちらほら。午後6時に乗船、参加者は最上階のロイヤルルームでゆったりとしたソファに腰をおろした。洋食ビュッフェにビール・ワインなど飲み放題。室内からあるいはデッキで風に吹かれながら、参加者は夕刻の暮れなずむベイブリッジの情景からライトアップされ照明に浮かび上がる港沿いの工場、はたまた夜のとばりが降りて灯火輝く「みなとみらい」の夜景まで、横浜港のさまざまなシーンを、カモメの伴走で堪能した。会話も弾んだころにはオールディーズ・ディスコ、R&Bナンバーの生演奏でステップを踏んだり踊ったり。横浜港のクルージングを楽しみ、あっという間に午後8時、山下公園に帰港した。
 みなさん、楽しくて時間が短く感じられたようで、「来年もまた開催してほしい」との声も聞かれた。


相模湖ダム追悼会開催

 第38回相模湖・ダム建設殉職者合同追悼式が7月31日(日)、相模湖交流センターで開催された。
 第2次大戦中に相模湖ダム建設で犠牲となった中国・日本・韓国朝鮮などの労働者を追悼するもので、毎年7月の最終日曜日に開催されている。
 追悼式は「追悼と平和・友好」を掲げ多目的ホールで開催され、本会王忠福副会長が出席し、追悼文を読んだ。
 横浜中華学校校友会国術団舞踊組は追悼式で舞踊「花月夜(花の月夜」)を披露した(上写真)。毎年、順繰りで中国・日本・韓国朝鮮の文芸を披露して犠牲者を追悼し、今年は中国舞踊の披露となった。


華厨会所 屋形船で親睦会

 京浜華厨会所(楊義智会長)は8月24日(水)、「納涼屋形船の夕べ」を催した。
 夕刻、会員35名を乗せた屋形船「うら嶋」はJR桜木町駅からほど近い大岡川に架かる弁天橋の船着場を出航。ランドマークタワー前の海面で錨を入れ、発売直後の横浜・瀬谷産の地ビールで乾杯。舟盛りの刺身や江戸前は子安の穴子や海老の天ぷらなどに舌鼓を打ち、おいしい酒に話も弾む。その飲みっぷりのよさに女将さんも脱帽。哀愁漂う津軽三味線の生演奏やカラオケとともに宴はすすみ、参加者は船遊びの醍醐味を味わった。   (華厨会所)


校友会、聯歓会を開催

 横浜中華学校校友会は8月20日(土)午後4時から、毎年恒例の「2016校友会聯歓会」を横浜山手中華学校体育館にて開催した。
 校友会は6月の校友会大会より新体制となり、今回は潘永誠新会長を聯歓会実行委員長とし、校友会理事及び校友生、横浜華僑総会・横浜山手中華学校・横浜山手中華学校家長会・熊猫幼稚園・熊猫幼稚園家長会など、総勢約150名のスタッフ及び文芸参加者の協力により開催することができた。
 台風の影響で急きょ会場を校庭から体育館に変更したが、校友生・在校生・保護者や家族など約800名が来場し、盛況であった。
 会場では、横浜山手中華学校家長会と熊猫幼稚園家長会が子ども向けのおもちゃやゲームを販売し、学校の老師たちは食品の販売を手伝いながら、来場者と交流していた。
 張岩松校長には開会にあたりあいさつをしていただき、その際校友会は学校に35万円を寄付した。
 文芸の部では、在校生の舞踊(小6~中3)・獅子舞(中学生)、校友会国術団の獅子舞や舞踊が披露されおおいに盛りあがった。
 聯歓会は午後8時、事故やけがもなく大盛況のうちに閉会した。
 聯歓会で毎年行う抽選会の景品に快く協賛してくださった店舗(中華街にある校友生のお店)、協力してくださった団体の方々、みなさまに御礼を申し上げます。
       (中華学校校友会)       


バスケOB・OG会開催

 横浜中華学校校友会バスケットボールOB・OG会(梁慶民会長)は7月30日(土)、母校山手中華学校体育館で「OB・OG会」を開催した。暑いなか、校友生・在校生約60人が参加し、模擬試合やフリースロー大会などで汗を流し交流した。
 夜は「和楽」で懇親会を開き、32名が参加した。昼の部に参加できなかった校友生も多く参加し、昔の思い出話や近況報告などで盛り上がった。また校友会の潘永誠新会長も参加してあいさつし歓談した。
(校友会バスケットOB・OG会)


卓球部OB・OG会開催

 横浜中華学校校友会(潘永誠会長)は7月31日(日)、校友会卓球部OB・OG会を開催した。山手中華学校体育館に15名ほどのOB・OGが集まり、30名弱の小学生・中学生の後輩に卓球指導と恒例の交流試合を行った。
 現役時代に実績を残す先輩の高い技術レベルに、現役生たちは大きな刺激を受けたようだった。試合終了後、OB会陳学群会長より学校卓球部に、OB・OG協賛で集まった2万円の目録が贈呈された。
 梅蘭金閣で行われた懇親会には25名が集い、楽しく苦しかった練習の思い出話や近況報告、さらには「現役生を再び県大会、関東大会、全国大会へ」という熱い思いを語りあって盛会のうちに終了した。
   (校友会卓球部OB・OG会)


平和の響き 海岸通りに流れて

 バイエルン州立青少年オーケストラが「音楽の力で平和の大切さを伝えよう」と、広島ドーム前、京都清水寺の舞台、横浜の県民ホール、東京駅前行幸通りで演奏会を開いた。
 横浜公演は8月12日(金)、武満徹作曲「弦楽のためのレクイエム」やチャイコフスキー・ドボルザークの曲が演奏された。バイエルンの青少年と東京音楽大学生で編成されたオーケストラの若々しく、みずみずしい音楽は会場を魅了した。アンコールで東日本大震災のテーマ曲「花は咲く」が170人の合唱で歌われ、茉莉花女声合唱団(李香玳団長)も舞台に上がり、共演した(左写真)。
 2つのオーケストラは7年前から交流し、「青少年たちが平和について考えるきっかけをつくり、平和に対する思いを音楽を通して世界に発信したい」と、日本公演が実現した。(茉莉花女声合唱団)


華文教育の「新たな100年」を目指して 89

「中華文化大楽園」 横浜で初開催

 横浜山手中華学校を会場に7月22日(金)~31日(日)まで、「中華文化大楽園 日本横浜夏令営(サマースクール)」が開催された。
 中国国務院僑務弁公室が海外の華裔青少年が中国文化に理解を深めるべく推進している活動で、中国国内の優秀な教師を海外に派遣し青少年が楽しく学びながら中国文化への理解と親しみを深めることを目的とするこのサマースクールに参加した約220名の生徒は、中国伝統文化を総合的に感じ取ったに違いない。11名の優秀な才芸に秀でた先生方の指導の下で生徒は、詩吟・書道・中国手芸(中国結び・串珠工作)・武術・京劇・二胡・国画・合唱・京劇の隈取りなど多彩なプログラムをこなした。どの教科も生徒の興味を引くもので、中国文化に対する学習熱が盛り上がった。
 それぞれに夢中になる生徒も多く、放課後自主的に二胡や書道のクラスに残り体験学習を続ける者、また、武術用の折扇や手工芸の道具を持ち帰り家で復習する生徒も多く見られた。生徒は中国伝統文化に触れ、これにより中華民族への帰属意識が培われ、自らのアイデンティティに誇りを持てるようになった。
 7月31日、サマースクールは幕を閉じた。学習成果の発表で生徒は「十二生肖拳」を披露し、二胡で「茉莉花」を奏で、グループダンスで「小さなロバ」を舞い、京劇の名場面の一節である「報灯名」を演じた。
 10日間はあっという間に過ぎ去るも、中国伝統文化の魅力は輝きを発し続け、生徒は名残惜しさのなか、再会を約した。
 学習成果の発表を通じ、この極めて短い期間に北京から来た11名の先生方は生徒にこれほど多くの中華文化の基本要素を学ばせることに成功し、その類い希な教育水準と生徒を理解しようとする姿勢は、皆に感銘を与え深い印象を残した。
 「中華文化大楽園 夏令営」がよりよいものとなるよう、山手中華学校が今後、この催しのレベルアップをはかることに期待が寄せられている。     (山手中華学校)


中国語なう 51
 精灵宝可梦GO
      JinglingbaokemengGO
      意味:ポケモンGO
 この夏、突如として世界各地で話題になった「ポケモンGO」を、中国語では「精灵宝可梦GO」といいます。原語を直訳した味も素っ気もない「口袋妖怪GO」という言葉もあります。日本には7月22日に上陸し、中華圏では7月25日に香港、8月6日に台湾でそれぞれ配信が開始され、広く遊べるようになりました。
 ただ、中国国内では「ポケモンGO」が話題になるも、「大人の事情」でオリジナル版「精灵宝可梦GO」が配信される予定はありません。
 ただ、「ポケモンGO」が世に出る前の2016年3月に、中国国内ではすでにこれと類似した「城市精灵GO」というアプリがリリースされていました。ゲーム中に登場するモンスターは精霊という設定であり、一般・火・水など8種類の属性が存在し、これらの精霊は、スマホのGPSデータを使って街中を歩きまわり、捕まえることができるそうです。またプレー開始直後には、林博士という人物が主人公にレクチャーするなど、「ポケモンGO」の内容とあまりにもよく似ていると指摘されていますが、「城市精灵GO」のほうが早くリリースされたため、「パクリではない」とされています。
 さて、「ポケモン」を単に音訳で「宝可梦」とはせず、「モンスター」を意味する「精灵」を頭に付けたあたりは、よい訳であるといえるでしょう。「妖精」というニュアンスも含む「精灵」という語からは、ある種の神々しさと親しみやすさも感じられ、逆に「妖怪」と訳した場合はどうしてもおどろおどろしさを覚えてしまいます。
 「精灵宝可梦GO」がこの先いつまではやり続けるか、世界中が見守っています。


新・ハローワークの窓から 94
 ワーキングホリデー

 来日して日本語学校で2年間日本語を勉強中にハローワークで求職した人が、また来所した。今回は「ワーキングホリデー」のビザ資格で来日。日本が好きなのでまたやってきた、「ワーキングホリデー」は就労を認められているのでアルバイトをしながら日本で就職先を探したい、と彼は言った。
 また、別の「ワーキングホリデー」者は道場で武術を学ぶために来日し、その傍らできるアルバイト探しでやってきた。
 他にも、SNSで知り合った日本人の友人を頼って来日したという人もいた。
 「ワーキングホリデー」は「二国・地域間の取決め等に基づき、各々が、相手国・地域の青少年に対し、休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度」である。
 通常の観光ビザでは訪問国での就労はいっさい認められないが、国際的な視野を持つ若者を育成し、相互理解や友好を深めることも目的にする限りにおいて就労を許可するものだ。在留期間は1年間。「留学生」のようにアルバイトの時間制限もない。ただし、基本的には旅行者なので、雇用保険には加入できない。
 日本のワーキングホリデー制度は、1980年にオーストラリアとの間で初めて締結されたのを皮切りに、ニュージーランド・カナダ、最近では台湾や香港(中国大陸ではない)とも締結され、青少年の行き来がある。ここでいう「青少年」とはおおむね18歳~30歳、国によっては25歳までである。ビザ発給人数の制限もある。
 外務省のホームページでは当該相手国・地域の方が日本において職業のあっせんを希望する場合、ハローワークを利用できる旨が記載されており、来所する「ワーキングホリデー」の求職者は、わずかではあるが増えている。
 まだあまり知られていない在留資格なので、仕事の紹介をする際は事業所に、在留資格についてひととおり説明をする。日本語がわかればおおむね反応は良好である。
 在留期間は限られているものの、日本で過ごしたいと熱望する若者を、アルバイトで雇えるのは事業所にとっては魅力だと思う。
 若者たちが日本での日々を楽しく過ごせますように。
 ハローワーク横浜
 職業相談員 李 艶 薇