横浜華僑通訊

最新2020年9月号より抜粋

中華人民共和国成立71周年・中日国交正常化48周年

横浜華僑総会会員の皆さまへ

残暑の候、皆様におかれましては益々ご隆盛の事とお慶び申し上げます。
平素は横浜華僑総会に格別なご高配を賜り厚く御礼申し上げます。また、国慶節の慶祝行事をはじめ、本会が挙行する諸々の催事に多大なるご支援を 賜り重ねて御礼申し上げます。
さて、来たる10月1日にわが祖国中華人民共和国は成立71周年の国慶節を迎えますが、本年は新型コロナウイルスの感染拡大防止にかんがみ、国慶節の慶祝行事を大幅に縮小することとなりました。
詳細につきましては、すでに8月1日付け本紙にてお知らせした通りでございますが、その後の社会情勢の変化に伴い慶祝獅子舞(採青)も実施を見合わせることになりました。皆様にはおかれましては何卒ご了承を賜りますようお願いいたします。
今年の国慶節は大勢の人が集まりお祝いすることがかないませんが、是非、皆様それぞれの心の中で今年の国慶節を熱烈に祝って頂ければ幸いに存じます。

2020年8月吉日
横浜華僑総会会長 王忠福

20年の中秋節

旧暦の8月15日の中秋節は新暦に変換すると2020年は10月1日になります。今年は国慶節と重なるために、中国では10月1日から8日まで8連休となります。
中秋節は唐の初期に始まり、宋の時代に栄え、明、清の時代に最盛期を迎え、春節と並ぶ中国の伝統的なお祭りで、丸い月は団らんを象徴し、この祭りは「団円節」とも呼ばれています。毎年、中秋節になると、人々は各地から実家に帰り、家族で月を眺め、団らんの食卓を囲みます。
早くは《周礼》,《礼记·月令》に記され“仲秋之月养衰老,行糜粥饮食”(中秋節の月は老いの月、雑穀粥を食す)とあり、断食行までは行かずとも、質素な食で過ごすのが昔の習わしでした。
また、中秋節には節句菓子の月餅を食べる習慣があります。
日本でも月餅は中華菓子の代表格として、スーパーの菓子売り場やコンビニのレジ脇で年間を通して目にしますが、中華圏では本来中秋節に特化した菓子です。
特に、この時期に作られる「中秋月餅」は、餡の中に満月に見立てた鹹蛋黄をあしらったものが沢山出回ります。
中国各地でも月餅は多彩で、広式月餅、が有名ですが、国土の広い中国、地方によりその風味もさまざまです。

粤港澳大湾区参観旅行記(三)

横浜華僑総会 理事 楊仕元

11日夕方、バスで広州へ向かい、珠江の埠頭に直行して、夕食付きのナイトクルーズを楽しむことと成りました。日が落ちて、両岸には眩いばかりの明かりがともり、出航してしばらくするとバイキング形式の食事が始まりました。改革開放前に訪れた珠江のほとりはといえば、夜は文字通りの真っ暗闇、食事をするには「糧票」が必要であったことを思えば、わずか四十数年をへたいま、昼間と見まがうばかりの七色に輝く明かりのもと、これほど多くの市井の人々が河面で家族、親戚、友人、仲間と一緒に食事を楽しむこの情景を見るにつけ、隔世の感を覚えます。これだけの電力をどのようにしてまかなうのか?と気掛かりになったのは筆者の貧乏性の故なので、余計な心配だと心得ましょう。

12日は広州黄埔区長洲島にある武昌蜂起百周年を記念して、2011年10月10日に開館した「辛亥革命記念館」を訪れました。(別稿)その後、東莞の虎門へ向かい、「アヘン戦争博物館」を参観しました。ここは本来「虎門林則徐記念館」、「海戦博物館」と合わせて三館が一体となったもので、他に沙角砲台旧跡、定洋砲台、威遠島諸砲台旧跡が含まれています(別稿)。昼食後、バスに乗ったまま「松山湖科技園」、「華為小鎮」を巡り、“馬上の花見(走馬看花)”ならぬ“車上の物見”という仕儀に相成りました。あとはそのまま深圳に入り、夕食後、「深圳民族文化村」へ向かい、「龍鳳舞中華」のショーを観賞しました。聞くところによりますと、音、光、電気、水などの先端技術を駆使し、一億元(十五億円)かけて制作した現代的国際化したプロの舞台だといいます。ショーが進むうちにアレㇾ?!どこかアサッテの向こうへ突き抜けたような妙な気分に襲われているふうに感じられてきました。演出、振り付け、衣装、メイク、音響、照明、舞台装置、それに火と水と、どれをとっても中華民族の息吹が薫って来ません。そうこうするうち、かつてハワイで見たポリネシアンショーが舞台と観客席ごと一体となって被ってくるようになりました。そうです!これは“龍鳳”ではなくて“ドラゴン・アンド・フェニックス”で、国際化されているのです。無理もありません、幼少のみぎり、絵画、工作、音楽といった情操教育の時間に徹底的に抵抗してきた野暮に天が付く無粋な時代遅れが、これに物言いをするのがそもそもはなから不都合なのでありました。
13日、朝食を済ませた後、深圳は福田区にある「深圳改革開放展覧館」へ向かい、「大潮起珠江―広東改革開放40周年展覧」を見学しました。文化大革命終結後、1979年末に第一陣の工兵部隊が深圳に乗り込んでインフラ建設を開始し、82年5月には第二陣(病院を含む)が加わって総勢二万人余りが経済特区建設に取り組みました。81年には、蛇口工業区に“時は金なり 効率は生命なり”というスローガンが掲げられました。91年5月から96年11月にかけて、沙頭角、福田、広州、汕頭、塩田港、珠海それぞれに保税区が相次いで設けられ、広東の対外開放の局面が絶えず拡大されていきました。97年6月、中国自前で設計・建造した国内初の特大吊り橋、虎門大橋が開通しました。2016年7月23日、世界最大の水陸両用機が珠海で組み立て完成、17年12月24日に同じく珠海で陸上での発着、飛行に成功し、18年10月20日に湖北省荊門で水上での離発着、飛行に成功しています。広州から東莞、深圳を経由して香港に至る全長約140キロの広深港高速鉄道は、香港から深圳まで所要時間14分、広州まででもわずか48分、広東・香港の“1時間生活圏”の実現に期待が寄せられています。18年9月23日には全線開通し、営業が始まっています。18年10月24日には香港、珠海、マカオを繋ぐ全長55キロの海上を跨ぐ港珠奧大橋が開通し、営業を始めています。40年にわたるこうした数々の壮大にして輝かしい成果を時系列に従って、写真、実物、ビデオ、模型、大パノラマ、彫刻・塑像などで表現し、見る者にとっては非常に分かりやすく、日本での断片的な情報でもどかしい思いをしていたところを、それこそ目からウロコとまででなくとも、スッキリ理解することができます。

昼食後は再び“車上の物見”よろしく、ガイドの説明を聞きながら、「華為技術」、「大彊科技」等企業の外を巡り、午後遅く、深圳・龍崗の客家民俗博物館を訪れました。ここは元来「鶴湖新居」と称されていますが、1996年に深圳唯一の民俗テーマ博物館とされました。「鶴湖新居」は敷地面積一万五千平米、中国で目下規模最大の客家住居建築群の一つに数えられ、また深圳に現存する300余の“客家囲屋”のうち、保存状態が極めてよく、最も代表的な一つとされています。“客家囲屋”といえば、ともすると円形の城砦とイメージしがちですが、然にあらず、方形もあれば楕円形もあります。「鶴湖新居」はさらに変わっていて、二つの囲みが入子状になり、内囲は方形を呈し、“三堂、二横、二囲、八ちょう(石偏に周)楼、八望楼”の客家建築で、合わせて三〇〇軒余りの長屋が連なり、最も多いときには一千人余りが住んでいたと言います。外囲は台形を呈し、前面が165.9メートル、後面が111.6メートル、壁の高さ約6メートル、厚さ1メートル、石塊と三合土でできた頑丈な造りになっています。角楼、望楼および囲屋の外壁には、ひょうたん型、銭形の排気口や射撃孔が開いていて、さらに、正門は広大な建築に比べると如何にも小さく、“易守難攻”の知恵が隠されています。建築史の専門家はときに、“東方の古代ローマ城砦”、“漢晋塢堡の生きた化石”とたとえることもあります。かつての客家の人々の生活や風俗習慣を知るのには最も適したところでありますが、今ではすべての住人が外へ移住し、保護戸の老婆ひとりが住んでいるのみと言います。
夕食の後、電器街の華強路や東門歩行街を散策したのち、バスに乗って深圳皇崗検問所を通って香港空港へ向いました。途中、香港のデモ騒ぎで交通が遮断されているとの知らせが入り、急きょ進路を変えて蛇口からフェリーで空港へ直行することにしました。蛇口でははからずも、航空便の搭乗手続き、手荷物の預入れを済ませ、身軽になったまま乗船することができ、30分ほどで香港空港に到着。午前零時過ぎの搭乗で、早朝の羽田着で疲労困憊と相成りました。
この旅は強行軍ではあったものの、筆者にとってはまたとない勉強の機会を得られ、大いなる収穫がありました。同時に、いくらか生煮えのところがあって物足りないという感も拭えません。今後の楽しみにしておきましょう。お世話になりました各方面の方々にはひたすら感謝、感謝!
なお、文中で(別稿)と記された「三譚革命事跡展覧館」、「辛亥革命記念館」、「アヘン戦争博物館」につきましては、旅行記の(四)として次号に掲載いたします。

華文教育の「新たな100年」 を目指して 135

分散登校とオンライン授業の同時実施

本校のすべての生徒、保護者、家族、職員の健康と安全を確保しつつ、一日も早く普段の学習や生活を再開したいと考えています。
7月13日から授業分散化を実施することを決定し、本校生徒居住地が高範囲に及び、保護者からコロナ感染のリスクを懸念する声があるため、ZOOMによるオンライン授業を同時開催。
7月13日~7月18日までの間は以下の要領で授業を行います。全校生徒が通学し、時短授業とし、オンラインでの授業は終了となります。
それは20日~22日に行われる試験に向けての対策が主な目的で、また、オンライン授業ではできない対面指導やオフラインでの演習を完了するためです。 感染予防策としては、全校生徒の検温、手指消毒、手指消毒器の導入などを引き続き予防策を徹底していきます。
なお、今年の運動会は9月に非公開で行ないます。

海外華文教師研修活動に協力

中華海外聯誼会主催の20年7月1日~14日までオンラインで開催された「海外華文教師ワークショップ」に本校は協力した。本校の14名の教師と日本各地の華文教師、のべ130名が参加した。
授業は家庭と教師の協力、学級経営へのアドバイスをするクラスもあり、反転授業、絵本を使った授業の進め方や、さらに、書道、剪紙、茶道クラスなど、さまざまな新しい教育技術やコンセプトを取り入れた試みが行われた。(横浜山手中華学校)

20年度の家長大会を開催

7月11日(土)横浜山手中華学校家長会(譚優矢会長)は61期目の家長大会をオンラインで開催した。
学園理事長と学校幹部も参加し、全世帯数479世帯の内、出席世帯152世帯(最終参加数171世帯、途中参加含む)委任状185世帯、最終出席世帯数356世帯で過半数を超え大会が成立し活動と会計報告などがされた。
譚会長は挨拶で教職員の日頃の努力に感謝し、コロナ渦において様々な苦労があるが、家族や家長会で知恵をしぼり力を合わせて乗り越えてゆくと語った。(横浜山手中華学校家長会)

校友会各届代表大会 開催

横浜中華学校校友会各届代表大会は7月11日(土)ZOOMでのオンラインで委任状を含め、186名で開催された。
8月5日に第一回理監事会をオンラインで開催し、41届卒業生 潘永誠氏が会長に再選された。続いて今期の会務運営について話し合われ、会の活動をより活発にしていくため、各理事の仕事分担を決定した。今期はコロナウイルス感染の影響で校友聯歓会を初め、校友会主催の主なイベントが中止となった。今後も校友生間の親睦が図れるよう、新理監事が一丸となり、新しいイベント等を企画していきます。
新理監事は左記のように選出された。
顧 問 王忠福(36届)
名誉会長 謝明華(40届)
新理事・監事
会 長 潘永誠(41届)
副会長 安齊民穂(43届)
梁瀬秀輝(53届)
以下略

※8月号掲載の校友会新役員名簿はリモート作業のため、一部掲載漏れがありました。改めてここに掲載いたします。(中華学校校友会)

中国語なう95

核酸检测 hé suān jiǎn cè
意味:いわゆる「PCR検査」

新型コロナウイルスの感染が世界的に広まり半年以上になりますが、日々目に触れ耳にするニュースの中で必ず出てくる「PCR検査」という言葉。これを中国語では「核酸检测」と言います。
この「PCR検査」の「PCR」とは「Polymerase Chain Reaction」の略語で、日本語に直すと「ポリメラーゼ連鎖反応というそうです。
ライフサイエンスやバイオテクノロジーなどの研究分野で良く用いられるもので、新型コロナの蔓延で今では一般の人にも馴染みのある単語となりました。
この「PCR」とは、試薬や酵素といった専門的な薬品を使ってごく少量のDNAを大量に増やす手法のことで、その原理を使った検査法を「PCR法」または「PCR検査」と呼ぶそうです。
従来の検査法に比べ「PCR法」ではターゲットのDNAが生きていても死んでいても、事前準備さえしっかりできていれば検査は比較的短時間で終わるそうです。
いまでは「PCR検査」=「新型コロナ検査のような印象がありますが、感染症の検査は「PCR」の活用法のひとつに過ぎず、実際には水質検査、食品検査、環境検査、土壌検査など様々な用途に使われているそうです。
さて、今年の春節頃に中国に帰国し、その後に新型コロナウイルスの広がりにより、日本への再入国が出来なくなり、学業や仕事に支障をきたしている人が大勢いました。
4月3日以前に日本を出国した者については、日本の法務省出入国在留管理庁の緩和策により8月5日以降、日本の在留資格を持つ者の再入国が緩和されました。
しかし、単に在留資格があり、みなし再入国を含む再入国許可があるだけではすんなり再入国が認められるわけではありません。日本到着時に、つまり日本入国前に取得した「核酸检测」が陰性であった証明書を日本の検疫当局に提出する必要があります。
しかし、注意しなければならないのは、たとえ日本国外の医療機関や衛生当局が発した証明書が本物で、感染が「陰性」であったことを証明していたとしても、日本側検疫当局の要求を満たす内容のものでない場合、その証明書は認められず、入国審査の前の段階の検疫で引っ掛かってしまい、結果再入国は拒否され、最悪の場合は強制送還の憂き目にあう可能性があるのです。
新型コロナウイルスの収束のめどが見えないいま、みだりに日本を離れる人もしばらくはいないでしょうけど、やむを得ず出入国しなければならない場合は、渡航先の諸条件を確認するだけでなく、日本に再入国する際の決まり事に関する最新情報を事前に入手しておく必要がありますね。

準備中

横浜華僑総会

横浜市中区山下町126番地の1 中華大厦

TEL:045-641-8606

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FAX:045-663-1490