横浜華僑通訊

最新2021年2月号より抜粋

正副会長らが媽祖廟、関帝廟に詣で コロナ収束を祈願

2021年の元旦を迎え、本会の王忠福会長、各副会長は媽祖廟、関帝廟に詣で、新型コロナの早期収束と華僑総会の発展と僑胞の安寧を祈願した。
新型コロナウイルス感染拡大防止の見地から、今年は多くの僑胞が集う「新年団拝」は見合わせたものの、元日午前11時30分に正副会長と一部理事と僑胞が華僑総会二階会議室に来場した。
全員がマスクを着用し、手指を消毒し、適宜ソーシャルディスタンスを保ちながら、王会長が新年のあいさつを述べ、新年の到来を寿ぎ、王会長が乾杯の音頭を取り、参加者は祝杯を挙げ新しい年のスタートを祝った。
その後、正副会長らは媽祖廟と関帝廟に赴き、古式にのっとり神明に線香を捧げ、三跪九叩頭の礼をもって新型コロナの早期収束と新しい年の華僑総会の発展と僑胞の安寧を祈願した。
その後、王会長らは京浜三江公所を訪ね、同公所の新会長に就任した陳鳳娣会長に祝意を表し、多くの幹部らと親しく新年のあいさつを交わした。


また同時刻、京濱華厨会所(楊義智会長)においても団拝が行わ、本会楊義誠副会長があいさつに赴いた。

黒岩知事を表敬訪問

横浜華僑総会は2021年の年頭にあたり、仕事始めの1月4日(月)午後、新年のあいさつをするため神奈川県庁を訪問し、黒岩祐治知事、小板橋聡士副知事、県国際観光局香川智佳子局長らの出迎えを受けた。
王忠福会長引率のもと、本会からは謝成發名誉会長、余凱・陳宜華・朱銘江・譚優矢の各副会長、陳亮常務理事(横浜山手中華学園副理事長)と谷口水生事務局長が同行した。
午後3時前、一行は中区日本大通りにある神奈川県庁入口で県職員の出迎えを受け、3階の知事応接室で黒岩知事、小板橋副知事と日頃より交流のある県国際観光課の幹部と新年のあいさつを交わした。
黒岩知事らとの会見では、年末年始の横浜中華街の状況などに話が及び、感染者が急増している新型コロナウイルスの早期収束を共に願った。
双方の参加者は全員がマスクを着用し、会見に臨んだ。
横浜華僑総会はふだんより、地元の各自治体との友好関係を重視し、毎年年頭には神奈川県知事などを表敬訪問し新年のあいさつを交わし、県などから寄せられる本会への支援と協力に対して感謝の意を伝えている。
また神奈川県や横浜市などがかかわる各種国際交流、とくに遼寧省や上海市との友好往来事業では、県や市と連携し、交流活動に協力してきた。
現下のコロナ禍が収束したのちには、また多くの交流活動の再開が見込まれている。

詹孔朝参事官兼総領事在日僑胞にメッセージ

日本における現下新型コロナウイルスの蔓延状況に鑑み、中国駐日大使館の詹孔朝参事官兼総領事は、先ごろ複数の在日中文メディアを通じてメッセージを発表した。
その中で詹孔朝参事官兼総領事は在日僑胞の感染状況について語ったほか、在日華僑華人が自身の生命を大事にし、不要不急の外出を控えるように訴えた。
在日同胞の感染者の推移を見ると、去年1-9月は合計78人、10月以降から増え始め、2020年10月は9人、11月は41人、12月は101人に上昇し、2021年元日から1月17日までのおよそ半月ですでに96人に達し、この日までの既に325人の感染者を確認したとのこと。
感染状況が長期化する中において、中国大使館は終始在日同胞の安否を気にかけている。そこで、広範な僑胞に対し、疫病蔓延の危険性を高度に重視し、自己を厳しく律し、共にこの困難な時局を乗り越えるため、気のゆるみを正し、嫌気がさす気持ちを抑え、高い闘志をもってこの疫病との戦いを続け、安全に困難に打ち勝つよう以下の4点について呼びかけた。

一、自身が確実に罹患しない為の予防と管理を徹底させる
感染期間の長期化により日々の仕事や生活に多くの不便がもたらされ、心身ともに疲弊している。しかし、われわれはさらに持ちこたえなければならず、真剣に日々から防御措置を施し、自身と家族を守らなければならない。マスクの着用、手洗い、消毒の励行、まめに通風し、不要不急の外出や、旅行を避け、集会・会食などの「三密」の危険性が高い催しはやめなければならない。一人ひとりが自ら行動し、責任を持つことによって、はじめて早期に収束させることができる。

二、互いに助け合い、共に困難に打ち勝つ
コロナが蔓延してから、各僑団、留学生組織、中国系企業はコロナ対策チームを組織し、コロナに対する予防と管理の措置を講じ、それに関する情報を大いに宣伝し、主体的に同胞らを見守り、実際に遭遇する問題の解決に努めた大きな成果を得て、人心を安定させ、同胞の健康と安全を守るために大きな貢献をした。各界のコロナ対策チームが引き続き力を発揮し、臨機応変に防疫の宣伝活動をすすめ、引き続き同胞を見守り、同胞を導き共にこの困難な時期を乗り越えていく。

三、医療専門分野の役割を発揮
中国医薬はコロナとの戦いで重要な役割を果たしている。
昨年大使館では張伯礼院士を招き在日同胞に向けオンラインでのイベントを行った。その後、日本中医協会、日中伝統医薬協会なども多くの専門家を招きオンライン上で講座を開き、好評を得た。日本中医協会は関係部門の指導のもと、日本の法規に基づき健防茶を開発したほか、「一省一医」の原則により、一部僑団に対し医業の資格を有する者がオンライン上でボランティア診療を行った。この活動が引き続き行われるよう華僑界のより多くの以上従事者の参加を望む。

四、大使館・領事館との連携を深める
駐日大使館と各総領事館は感染が確定した同胞をネット上で登記し、連絡の筋道を構築し積極的にできる限りの助けを提供している。感染してしまった同胞には落ち着いて頂き、つぶさに体の状況を観察し、速やかに保健所や医療機関に助けを求めてほしい。併せて機を逸せずにわれわれにも連絡し、より良い手助けができるようにしたい。
また、春節が近づくにつれ、多くの僑胞が中国へ帰省したいとの思いを抱いていることについて、詹総領事は、春節を控え同胞がふるさとに思いを馳せ、帰省したいとの思いに理解を示しつつ、今はコロナとの戦いに勝利することが大切であると説いた。
祖国が今日までに勝ち得た成果は得難いもので、それは大切にしなければならず、地球規模の感染拡大が続くなか、域外からもたらされるウイルスにより危険な状態が続出することも想定されている。
1月13日現在、域外から輸入された症例の累計は4,400例を越し、そのうち日本からは40例以上を数える。
祖国の防疫の成果を守り、併せて海外同胞の健康と安全を守るため、域外からウイルスが中国へ持ち込まれることを阻止する必要がある。不要不急の旅は控えるよう改めて呼びかけると共に、「ダブル陰性」と中国入境後の隔離措置は引き続き実施される。
これらの措置について絶対多数の同胞は理解と支持を示しているものの、中には理解せず、協力しないばかりか、不満をまくしたてる者もいる。中には明らかに不要不急の旅とは思えない事例も散見される。
海外の同胞はひとしく同じ中華児女であり、祖国はいまだかつてその帰省を拒んではいない。むしろ、帰省ができて、われわれのビックファミリーがより安全であるよう、祖国は大きなリスクをも恐れず、つらい努力をし、計り知れない大きな代償を払っている。残念ながら、域外からもたらされた症例は、すでに北京など多くの地点で見られている。
また、多くの人々が関心を寄せる中国製ワクチンの日本での接種の可能性について、詹総領事は、目下のところ中国製ワクチンは日本での接種条件を満たしていないと語った。一部マスコミで中国製ワクチンが日本に流入したとの報道があるが、中国政府はワクチンの生産と流通の安全をとても重視し、すべてのワクチンの工程管理を厳格に行っており、各国と共同でにせワクチンの撲滅に対処し、犯罪行為にあたる違法流出を阻止し、ワクチンの研究開発、生産、流通、使用の安全を確保している。
そして、ワクチンに関し改めて三つの情況が紹介された。1)目下のところ中国製のワクチンの日本への輸出計画は無い。2)ワクチンの輸送、保存は極めて厳格で、勝手に持ち込むことは違法行為にあたる。3)国際的にすでに多くのワクチン接種を語る詐欺行為が横行している。
最後に、中国大使館は常に同胞に寄り添い、コロナ禍の早期収束を願い、引き続き必要なサービスを提供していくことを心掛けていると強調した。

CCTV大富报道:团结一心坚守抗疫 专访中国驻日本大使馆参赞兼总领事詹孔朝
内容:
一.当前疫情形势
二.在日同胞疫情防控
三.关于外防输入
四.关于疫苗

詹総領事僑胞と意見交流会

1月22日夜、詹孔朝総領事は東京・横浜両華僑総会の会長や全華聯の責任者らに声を掛け、リモート会議の形式で非公式の交流会を開催した。その中、詹孔朝総領事はコロナ禍のいま、まずは広範な僑胞の健康と安全を気遣ったほか、改めて大使館のいろいろな取り組みについて語り、僑胞の理解と協力を願った。
現在、コロナ禍のため大使館業務が一部縮小しているが、限られた人員で各種業務は継続しているものの、多くのニーズを満たすことができないのが現状である。
ただ、パスポートが失効していても、在留資格がみだりに取り消されることはなく、近日中に日本を離れる必要がない方の失効パスポートの更新は、緊急でどうしてパスポートが必要な場合以外は時期を改めて申請するよう呼びかけた。
このリモート会議に参加した本会王忠福会長は、大使館の気遣いに感謝し、事務局の李悦主任が横浜華僑総会の取り組みについて詳細に報告した。いずれにせよ、コロナ禍を克服し 日常を取り戻すには、皆の責任ある行動がカギを握ることを再認識した。

校友会国術団 NHK「ゆく年くる年」に登場

NHK毎年恒例の年越し番組「ゆく年くる年」に、校友会国術団の舞踊と獅子舞が登場した。
2020年の大晦日午後11時45分から始まった同番組で、日本各地の神社仏閣などの年越しの模様が紹介されるなか、横浜中華街の越年の情景が紹介され、横浜中華学校校友会国術団(謝明華団長)のメンバーが披露する中国舞踊と獅子舞が日本全国のお茶の間に紹介された。
「苦しい時こそ、皆で華やかに年を越したい、思いを込めて参り舞います。舞いが捧げられるのは媽祖廟です。媽祖は災害や疫病などから人々を守るとされる女神、世界各地に建てられ、華僑の心の拠り所になってきました。感染拡大の収束、そして商売繁盛への願い。苦難を経て、年越しを迎えることができたことに感謝する中華街です。」とのナレーションがながれると、媽祖廟をバックに、特設ステージで国術団舞踊組の踊り手が、民族楽器が奏でる「滄海一声笑」の調べにのせ、水色の漢服をまとい、媽祖さまに捧げる華やかな舞いを踊る姿が映し出された。

午前零時を挟み、2021年に突入すると、テレビ画面には横浜港の汽笛をバックに山下町公園でけたたましく鳴らされる爆竹と太鼓や銅鑼の音に合わせ「梅花樁」の上でコミカルに舞う獅子の姿が映し出された。添えられたナレーションでは「横浜港の汽笛と魔除けの意味が込められた爆竹、新年を迎えた中華街です。
ステージには色鮮やかな獅子が現れました。「頭を噛んでもらうと厄を払い、福が来ると言われる獅子、中華街の祝い事に欠かせない人気者です」と紹介された。
近年、横浜中華街では大晦日の年越しカウントダウンが関帝廟と媽祖廟で行われてきたが、今回は橫濱中華學院新校舎建設工事が大詰めを迎えているため、隣接する関帝廟でのカウントダウンは見送られた。

華文教育の「新たな100年」を目指して 140

小学六年生修学旅行 秋の箱根と八景島を楽しむ
2020年11月25日から26日にかけて、第75届小学6年の生徒74名が鄭民財老師、張丹、小川覚充学級担任の引率のもと箱根と横浜八景島で修学旅行を行った。
25日、旅の最初の目的地の箱根の大涌谷の山頂に到着すると生徒たちは箱根の秋の美しい秋の景色に一同、感嘆の声を上げた。山にかかる霧がさらに美しさを増していた。昼食後、生徒たちは箱根でおすすめの観光スポット第2選の「関所」を訪れ、古代日本のセキュリティチェックに使われる一連のアイテムを見、古代日本の治安の仕組みを学んだ。 その後、バスで初日の最後の目的地である小田原城へと向かい、日本古来の書道と武士の甲冑を身につけたり歴史や文化を知った。天守閣に登り、見下ろす小田原市内の美しい景色を堪能した。

2日目は早朝に指定された場所に集合し、横浜八景島アイランドパラダイスに向けて出発した。 八景島到着後、生徒たちは小グループに分かれて園内を遊覧した。コロナ自粛の影響で、園内は混雑がなく、自然との触れ合いが身近になり、より楽しむことができた。すべてのスケジュールがスムーズに進んだ。楽しい時間はいつも短く、車路で学校に戻り、2日間の旅行を終えた。

新型コロナウイルスの流行の影響もあって、今回の旅行は危険を含むものであったが、小学生活の最後に素晴らしい、忘れられない思い出を残してもらうために、慎重に検討し、旅行を決めた。旅行は2泊3日から2白日に短縮され、伝染病から生徒たちを守るために第一に引率の先生方は、マスクの着用、手洗い、消毒を厳しく求めた。第二に、密を避けるために全行程を少人数のグループ制にしたこと、また、昼食はレストランから、お弁当を持参しての野外ピクニックに変更された。
コロナ感染の流行期に旅行は延期され、手配は簡素化された。この特別な処置は75届の生徒にとって、また違った形で旅の思い出となることでしょう。
(山手中華学校) 

小紅 唱游会開催

12月18日(金)保育園小紅のおゆうぎ会「唱游会」が開かれた。
新型コロナウイルス感染症がなかなか収束に向かえず、保護者のみな様のご理解を得て、園児と職員だけの開催となった。

オープニングの獅子舞から始まり、0歳児の自己紹介とおゆうぎ、1・2歳児の自己紹介とおゆうぎや中国太鼓を発表した。
おゆうぎ会を通して、中国の伝統文化に触れ、初めての舞台を経験する子どもたちや、何回かの経験を重ねて日頃の練習の成果を発揮する子どもたちもいて、子どもたちそれぞれの成長した姿をDVDに収め、当日参加出来なかった保護者のみな様には親子で観てもらうことで触れ合いのひと時を楽しんでもらいます。
(保育園小紅)

「全球華校連盟」発足

2020年の大晦日、全球華校連盟(全球华校联盟/Global Chinese School Alliance)の成立式典が広東省広州市の暨南大学華文学院で行われた。
当時の式典には暨南大学華文学院のすべての学院幹部、各学部学科の責任者が出席した。また、海外の400近い華文学校の校長、華文教育機構の責任者らがオンライン形式で式典の模様を見届けた。式典は暨南大学華文学院の張礼副院长が進行役を務めた。
式典に先立ち、龍舞いと獅子舞いなどが披露され式典に花を添えた。式典では英国中文教育促進会伍善雄会長、インドネシア華文教育連合総会鄭潔珊主席、ペルー通惠総局梁順主席らがそれぞれあいさつし、暨南大学華文学院院長の邵宜教授は準備事務局を代表し、連盟の綱領宣言を発布した。
英国中文教育促進会の伍善雄会長はあいさつの中で、「コロナ禍により華文教育の各種活動も大きな影響を受け、各地の華文学校は孤軍奮闘するも多くの華文教育従事者の呼びかけに呼応し、暨南大学が先頭に立ち「全球華校連盟」が発足し、世界各地の華文学校の校長と各校の幹部らが長期にわたって交流することが出来るプラットホームが構築されたことは、海外における華文教育がより科学的な規範に基づき発展することが出来る」と語った。
インドネシア華文教育連合総会鄭潔珊主席は、暨南大学が音頭を取り「全球華校連盟」を立ち上げたことに感謝し、連盟が掲げる「団結、協作、斉建、共享(団結・協力して、共に築き、共に享受する)」の原則を守るとともに、全球華校連盟の為に力を尽くし、各メンバーに学び共に成長していきたいと思いを述べた。
ペルー通惠総局の梁順主席梁順主席は、中華民族の偉大なる復興実現に向け、「一帯一路のハイレベルな発展期において、「全球華校連盟」の結成には大きな意義があり、暨南大学の先見性と大局意識を示すものであると述べた。また、海外華僑華人の一員として中国の優れた伝統文化を継承していくという使命を肝に銘じ努力して行くと語った。
暨南大学華文学院院長の邵宜教授は、世界中の華文学校と華文教育機構に向け情報発信するためにはそのプラットホームの構築が急務であり、華文教育に携わる世界中の先生方により良いサービスを提供することが大切であるとの認識から「全球華校連盟」が誕生したと述べた。
暨南大学華文学院には連盟秘書処(事務局)が置かれることとなり、多くの関係者が見守る中邵宜院長と暨南大学華文学院邱向歓書記が「全球華校連盟秘書処」の看板の除幕を行った。
式典終了後、横浜山手中華学校の張岩松校長が司会を務め「華校治理高峰論壇」と題するフォーラムが開かれた。
これにはマレーシア日新国民型中学の洪貴蕊校長、ミャンマー雲華師範学院李暾院長、オランダ丹華学校李佩燕校長は、それぞれ《马来西亚日新国民型中学(卓越学校)办学理念与方针》、《缅甸云华师范学院教育教学管理践行漫谈》、《丹华办校的道与术》とのテーマを掲げ基調演説を行い、華文学校の運営についての自らの経験を分かち合い世界中の華文教育に携わる関係者と交流を深めた。(暨南大学)

中国語なう99

贺锦丽Hè jǐnlì
意味:カマラ・ハリス
米国新副大統領の中国名

年が明け、一月二十日にアメリカ合衆国の次期大統領にジョー・バイデン氏が就任した。
混迷を極めた2020年の米国大統領選ですが、選挙戦はコロナ禍の中で行われ、世界中がその当落の行方に注目していました。
結果、民主党のジョー・バイデン氏が勝利をおさめ、アメリカ史上最も投票数を獲得した大統領としてまもなく就任式の日を迎えました。
そして、新大統領をサポートする副大統領に就任したのが、カマラ・ハリス(Kamala Harris)氏、彼女はアメリカ史上初の女性の副大統領になるということで、世界的にも大きな関心を集めました。
また、ハリス氏はジャマイカ出身の父とインド出身の母の元に生まれたことから、その出自も「初」だったため、そのことも注目されました。
前置きが長くなりましたが、今回取り上げた「贺锦丽」とは、カマラ・ハリス氏の中国名になります。
新華社や人民日報ではカマラ・ハリス氏の中国語での訳名を「卡玛拉·哈里斯」としておりますが、選挙期間中に配信されたニュースソースに「她的中文名字是贺锦丽」という風に報道し、彼女が中国語名を持ち合わせていることを紹介しています。
米国などに住む中国系の移民やその子孫が英名のほかに中国名を持つことは珍しくないことです。
ジャマイカ人の父とインド人の母との間に生まれたハリス氏が中国名を持つきっかけになったのは、2003年に彼女がサンフランシスコの地方検察長の選挙に出馬した際にさかのぼります。
サンフランシスコにはアジア系の住民、とりわけ華人の有権者が多く居住していることから、華人でない候補者が、華人有権者に訴える際に有利になるとの思いから中国名を付けることが始まったようです。
当時、ハリス氏は華人の親友である蘇栄麗さんに華人有権者の票獲得策について相談したところ、蘇さんはハリス氏に対し、覚えてもらいやすい中国語の氏名を持った方が良いとアドバイスをしたそうです。
それまで、米国の華人コミュニティーとはあまり交流のなかったハリス氏は、蘇さんの父親で、台湾系華人社会のリーダーでもある蘇錫芬さんに縁起の良い「贺锦丽」という中国名を授かりました。
するとこの選挙対策が功を奏したことから、以後サンフランシスコではますます多くの非華人系の候補者が中国名を付けるようになり、今では中国名を持つことが選挙に勝つ重要なツールになったそうです。
米国のある中国語系メディアが引用したデータによると、2018年、カリフォルニア州の中国系住民の人口は全米の中国系住民総人口の36.9%を占め、110万人以上に達しているとのこと。
西海岸に位置するサンフランシスコは米国最大の華人居住地の一つで、華人の人口は東海岸のニューヨークに次いで多いそうです。
今では、米国内の華文メディアや台湾などのマスコミがカマラ・ハリス氏の名を報道する際、「卡玛拉·哈里斯」を音訳でも意訳でもなく、より親しみやすいおめでたい字面のこの「贺锦丽」(賀錦麗)という中国名で表記することが一般的になっています。

訃 告

長尾孝則氏
留日華僑浙江同郷会理事、ホテル横須賀会長。去る2020年12月24日に逝去されました。浙江省寧波市出身、享年91歳。通夜、告別式は12月26日、27日横須賀市内の「プラザヨコスカ」にて執り行われました。喪主は多希子夫人。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

準備中

横浜華僑総会

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TEL:045-641-8606

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