横浜華僑通訊 2005年10月号より


目次:

熱烈慶祝 第56届国慶 程公使、来賓・華僑華人がともに祝う

中国平和統一促進会設立される

抗日戦争勝利60周年 大使館と華僑華人、記念集会を開く

華僑総会元会長 呂行雄氏、逝去

山手中華学校 游芸会開催

日本華僑華人学会 第5回例会 『校誌』編纂から見えたもの

横浜中華公立学校校友会 「夏のお食事会」大変なにぎわい

各僑団、敬老会を開催

卓球友誼大会開催

囲碁大会開催

保育園小紅運動会

中国万華鏡 はやり言葉 キーワード ( 32)

訃 告



熱烈慶祝 第56届国慶
程公使、来賓・華僑華人がともに祝う


 中華人民共和国建国56周年を前に9月30日(金)、横浜華僑総会はロイヤルホールヨコハマで第56届国慶・中日国交正常化33周年を祝う祝賀会を開催した。正午、横浜中華学校校友会国術団の2頭の獅子が舞い祝う中、祝賀会が始まった。
 会場入り口では、金屏風を後ろにして任政光会長と名誉副会長の林道清・邬銀宝・劉燕雪・夏東開4氏が参会者を迎え、副会長・理事が来賓僑胞を迎え案内した。
 司会を余凱副会長と温悠さんが務め開宴を告げた後、任政光会長が舞台に立ち、国慶節をともに迎える喜びを述べた(別掲)。

 続いて中華人民共和国駐日本国大使館の程永華公使が「みなさまとともに中華人民共和国成立56周年を祝うことができ、大変うれしい。」とあいさつし、横浜華僑華人は祖国建設に大きな努力と貢献をし、長年日本に住み中日両国関係に貢献し、中国の平和的統一事業に力を注いできた、と称えた(別掲)。

 続いて神奈川県議会牧島功議長は「壁を一つ一つ乗り越えて日中の友好は築かれてきた。これからも引き続き経済交流・文化交流事業を築き上げたい。」と述べ、横浜市の金田孝之副市長が「中華街と中国貿易の発展は横浜にとって大変誇りであり、中華街の発展が横浜の発展につながる。」と述べた。(別掲)。

 来賓が紹介された後、横浜華僑婦女会劉燕雪会長が乾杯の発声をし、祝電が披露された。
 会場には、中国大使館から程公使のほか、于淑媛参事官兼総領事・滕安軍参事官・黄法福陸軍武官・李輝1等書記官兼領事・馬駿1等書記官等が出席したほか、衆議院議員上田勇氏、神奈川県議会議長牧島功氏、神奈川県議会日中友好議員連盟会長山田吉三郎氏、横浜市副市長金田孝之氏、横浜市議会議員福島直子氏、また神奈川県・横浜市を初め各団体・企業の代表、華僑華人団体代表のほか華僑華人・日本の友人約400名が集い、この第56届国慶節をともに祝った。


任政光会長あいさつ


 尊敬する程永華公使、于淑媛総領事、滕安軍参事官、黄法福陸軍武官をはじめとする大使館の皆さま、ご臨席いただきました日本、朝鮮、韓国の友人の皆さま、僑胞の皆さま、中華人民共和国建国56周年の国慶節を共に祝うことができ、うれしく思います。
 横浜華僑総会は神奈川県・横浜市の華僑華人が日本で安心して暮らすために日々、努力しております。華僑華人の「安生楽業」のために、「華僑華人の大団結」「中国の平和統一」「中日友好」「中朝韓友好」の方針の下、活動を行っております。  横浜の華僑華人社会のゆうわと共生の実現をめざし、華僑華人社会の有益な進歩発展には中日友好と両国の良好な平和関係も欠かすことができません。
 また、華僑華人の正当な権益を擁護し、台湾独立に反対し、中国の早期完全統一を実現するために努力します。
 中日両国のあいだには靖国問題をはじめ多くの困難な問題があります。今後も多くの国益がぶつかる問題が出てくると思います。大局に立ち相互理解と信頼に基づいて問題を解決していかなければならないと思います。両国関係はアジアの要であり、世界の平和の基礎であります。
 中国の平和統一と中日両国の発展と友好に一層寄与していきたいと思っております。
 新・老華僑華人の皆さまと共に、私たちは中華学校新校舎の建設を1日も早く実現したいと願っています。学校には日本のお子様も多く学んでいます。学校は両国人民の相互理解と友好のために大きな役割を果たすと確信しています。友人の皆さまのご理解とご支援をお願いいたします。
 アジアと世界のために日本・朝鮮・韓国の友人の皆さまと共に友好関係を強化発展させましょう。
 最後にご臨席いただきました皆さまの事業の発展とご健康をお祈り申し上げ、私のあいさつとさせていただきます。謝謝。


国慶節祝賀会ごあいさつ 要旨(文責・華僑通訊編集部)

中華人民共和国駐日本国大使館 程永華公使

 任政光会長はじめ横浜華僑総会の華僑華人同胞のみなさん、また牧島議長はじめ多くの横浜・神奈川県下各界の日本の友人のみなさん、また在日朝鮮・韓国の友人のみなさん、きょうは私たち大使館の于淑媛総領事・滕安軍参事官・黄法福陸軍武官はじめ大使館の一行がお招きいただき、華僑同胞・各界の友人のみなさんとともに中華人民共和国成立56周年を祝うことができ、大変うれしく思います。みなさまと同慶の気持ちでこの会場に参りました。
 中華人民共和国成立以来の56年は、非常に目覚ましい発展を遂げ世界の注目を浴びました。もちろんその間にいろいろ紆余曲折はありましたけれど、改革開放以来の20数年は目覚しい発展を遂げ、まだその勢いを続けているところです。国慶節が明けてからの予定として、10月8日から中国共産党第16届中央委員会第5回総会が開かれます。この総会では今までの経済をはじめ社会の発展の経験と教訓を総括し、ことに第10次5か年計画を総括して第11次5か年計画の概要について討議する予定です。今までの速い発展のうえにさらに調和の取れた社会を目指して発展するという理念のもと、全面的持続可能な経済発展のパターンを作り、また質と効果をより追求した形で経済発展計画を策定していきます。
 これから中国では2008年の北京オリンピック、2010年の上海万博という大きな行事が予定されており、そうしたことを通じて2020年までに中国は全面的な「小康社会」、ややゆとりある社会の実現という目標を、必ず実現できると考えています。祖国の建設のために横浜の華僑華人のみなさまも大きな努力と貢献をされました。この場を借りて、大使館を代表してみなさまに感謝の意を表します。また華僑華人のみなさんは日本に長年在住し、日本の各界の友人と友好的に交流し、中日両国関係のために大きな貢献をされました。このことに対しても華僑のみなさんのご努力、またいろいろとお世話になりました日本の友人のみなさまに感謝の意を表したいと思います。それから中国の平和的な統一事業のためにも、大きな力を注いでこられました。
 これからも横浜華僑総会のみなさんが一層力を傾注して、華僑華人社会の団結のため、祖国建設のため、また中日関係に表れている諸問題の解決、またこれからの両国の友好協力関係の一層の発展のため、祖国の平和的統一のため、より大きな貢献をされるであろうと期待して、ごあいさつとしたいと思います。


神奈川県議会議長 牧島功先生

 神奈川県議会議長の牧島でございます。本日は私たちの大先輩の山田吉三郎先生、また前議員としてこの会の創世記からかかわっておりました中尾先生がお見えですが、ご指名のままに一言、県議会を代表してごあいさつを申し上げます。
 第56回の国慶節に私たちもお招きをいただき、すばらしい友好の輪の中で今日の宴が開催されることを心から感謝を申し上げ、併せて敬意を表します。日本と中国の関係は、こんなに近い国なのに、といった場面が何回もございました。しかしそうしたものを一つ一つ乗り越えて、今日のすばらしい友好関係が築かれつつあるわけです。
 日本の経済力は戦後一貫して対アメリカとの貿易がずっとトップの座を占めておりました。昨今ついにこの形が崩れ、日本と中国の間の貿易量は文字通り世界一になったわけで、こうしたことも歴史的な経過を踏まえながら先人たちの汗と涙の結晶がいよいよ本格的に始動した、といえるのではないかと思います。
 神奈川県も遼寧省と友好関係を締結しており、私も大連はじめ、瀋陽にも何回もお邪魔しております。また大連にも神奈川県の事務所を構築し、日中の経済交流の拠点として、みなさま方に愛されつつ仕事を続けさせていただいております。また個人的なことですが、今年天皇皇后両陛下をお迎えして、横浜と三浦と小田原で「全国豊かな海作り大会」を開催し、中日調理師会の鄭会長・揚井名誉会長のご理解をいただいて、初めて中華料理とマグロ料理のコラボレーションを実施しました。こうした文化の交流を通じ、単に経済だけでなしに人と人、顔と顔が見える交流事業をこれからもぜひ引き続き築きあげていきたいと思っています。
 両国のより友好な発展と、そして今日ご参会のみなさん方のご多幸、お幸せを心からお祈り申し上げて、ごあいさつにかえたいと思います。
 本日はおめでとうございました。


横浜市副市長 金田孝之先生

 横浜市の副市長の金田でございます。市長の中田が公務のために参れませんので、私が代理で参りました。本当に本日はおめでとうございます。
 常々市長が言っていることですが、横浜で一番誇りに思っているところはどこだというと、中田市長は常々「中華街だ」と言っております。世界各国に中華街がありますが、おそらくこれほどの規模の中華街、そしてみんなに市民に親しまれる中華街というのはないと思います。そういう意味で本当に横浜にとって中華街というのは誇りです。それから横浜は、みなさんすでにご存じのことですけど港町です。これは友好都市であり友好港である上海と同じであり、横浜は港の町です。この横浜港の貨物はどこに行くかといいますと、もちろん全世界を相手に横浜は貿易をしておりますけれども、半分の貨物は対中国との貨物であります。これは横浜港の大変な特徴です。そういう意味で、中華街の発展、そして横浜―中国航路の発展というのは、横浜にとって大変誇りです。
 まもなく2009年は、横浜港は開港150周年です。このときに羽田空港の国際化が行われます。羽田空港はわれわれが国交省にもいろいろ要望していますが、羽田空港から3千キロ圏は全て羽田空港(発着)にしてほしい。中国の各都市、アジアの各都市とこの羽田空港が結ばれます。羽田空港はたまたま行政区域は東京ですが、距離からいいますと至近のところにあり、高速道路でこの会場から15分で行くのが羽田空港です。そういう意味で中国はもちろん、アジア各国とのつながりがますます深くなってきます。中華街の発展がこの横浜の発展につながっていくということでも、われわれは中華街の発展を非常に誇りに思いますし、ぜひ中華街のみなさまと一緒にこの横浜を発展させていきたいと思います。
 最後になりますけれども、ここにご参集のみなさまのご健勝を心からお祈り申し上げ、簡単でございますけれど、私のごあいさつとさせていただきます。
 本日はまことにおめでとうございます。


第56届国慶節小公園で聯歓会
龍舞・獅子舞、中華街が舞台
 
中3学生の民族舞踊「茉莉花」

 

国術団の龍舞
 秋空が晴れわたった10月1日(土)、第56届国慶聯歓会が山下町公園で開かれた。公園入り口に「慶祝中華人民共和国第56届国慶」の横断幕が掛けられ、園内のテントで保育園小紅・横浜華僑婦女会・山手中華学校家長会が水餃子・かき氷などなどを販売するなか、12時に任政光会長があいさつして民族芸能の舞台が始まった。横浜山手中華学校生徒による獅子舞・武術、黄河女声合唱団による合唱、バズンダリによるインドネシアバリ島舞踊、陳臻さんの二胡と季晶さんの古箏演奏、山手中華学校舞踊組の民族舞踊、世界銭氏春日本総会による太極拳模範演技、在日本大韓民国青年会神奈川県地方本部の青年によるサムルノリの演奏、横浜中華学校校友会国術団の獅子舞という多彩な演目が、2時間半にわたり披露された。3時、校友生の龍舞と中華学校小学部の獅子舞が中華街を一回りし、4時からは獅子4頭が中華街の店々を採青して回った。
聯歓会には折から中華街を訪れた観光客なども含め約3千人が来場して楽しんだ。
 小公園入り口の會芳亭が、今年は3年1度の現代美術展「横浜トリエンナーレ」の作品「ヴィラ會芳亭」としてパネルで覆われたため、関帝廟通りからは小公園内の様子が見えず、また混雑による危険性も指摘されていたが、混乱もなく、呉蘭桂副会長の閉幕のあいさつをもって聯歓会は無事終了した。


中国平和統一促進会設立される

 9月8日(木)東京華僑会館において、全日本華僑華人中国平和統一促進会の設立大会が開催され、老華僑、新華僑の関係者約50名が参加した。
 設立大会では殷秋雄日本華僑華人聯合総会前会長が統一促進会設立に至る経過報告を行い、同会の会則について審議、決定し、会長・副会長、理監事、事務局を選出した。

 会長には、金翬氏(大阪華僑総会会長)が満場一致で選出された。
主な役職は以下のとおり。(敬称略)
会 長:金翬
副会長:殷秋雄、符易亨、任政光、鄭正勝、黄耀庭、陳仁端、康欣、顔安、李磊、
常建華、楊克倹、陳慶民、劉俊南、周瑋生
事務局長:符易亨
事務局次長:温耀権


抗日戦争勝利60周年
大使館と華僑華人、記念集会を開く


 中国大使館は9月2日(金)、中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利60周年を祝って記念集会を開いた。
 王毅大使は、60年前の9月2日、中国を含む世界の反ファシズム同盟は日本の投降を受け入れ文書に署名し、抗日戦争と世界の反ファシズム戦争の勝利を勝ち取った、今日ここに集うのは歴史を銘記し平和を守り未来を切り開くためである、と述べた。日本華僑華人聯合総会陳焜旺名誉会長、日中平和友好会花園昭雄会長、全日本留学生友好聯誼会李光哲会長があいさつした。華僑華人代表と留学生代表、在日外国機関代表、日本の各界代表など2百名余が出席した。

 日本華僑華人聯合総会(曽德深会長)と日本新華僑華人会(呉智深会長)は9月3日(土)、東京華僑会館で抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利60周年の記念大会を共同で開催した。王毅大使をはじめ于淑媛参事官兼総領事・徐京明国防武官・滕安軍参事官、また東京・横浜の華僑華人団体代表140名余が出席した。
 冒頭、主催者を代表して聯合総会曽会長が大会の意義を述べ、華僑華人はその特殊な立場を活用し、日本と中国のそれぞれの安定と発展、および中日友好関係を確立するための「条件」を作り出そうと語った(別掲)。
 王毅大使は、在日華僑が引き続き愛国主義の伝統を発揚し、国家の発展に力を尽くし貢献するよう、民間の友好の使者としての責任を担うよう希望していると語った(別掲)。
 大会では、「中日関係の健全たる発展と在日華僑華人の役割」と題して華僑華人の学者を中心にパネルディスカッションが行われ、「中日両国人民は団結し、歴史を銘記し、平和を守ってすばらしい未来をともに築こう」という「呼びかけ文」を発表した。


中日両国人民は団結し、歴史を銘記し、平和を守って、
ともに輝かしい未来を創り出そう
(全日本華僑・華人への呼びかけ文)
 
 中国人民が抗日戦争に勝利し世界人民が反ファシズム戦争に勝利して、今年60周年を迎えました。一世代前の先輩方は戦争を終結し平和を勝ち取った60年前の喜びを、昨日のことのように思い起こすことでしょう。正義なく平和に敵対する勢力の言動がどれほどかまびすしく優勢に立とうとも、結局は滅亡の道を歩み、平和と幸福を求める全世界人民の正義の戦いは、最終的には勝利を勝ち取ることを、歴史は教えているのです。
 すでに60年が過ぎましたが、世界のどこかでいつも戦争が起こり、侵略戦争を賛美する逆流も途絶えたことがなく、間違った戦争観が日本の政界とマスコミの主要な価値観となっているので、平和な時代に成長したわれわれは、平和を手放しで堪能することができなくなっています。歴史の記憶を大切にし、未来への重責を負うわれわれはこのように呼びかけずにいられません-「中日両国人民は団結し、歴史を銘記し、平和を守って、ともに輝かしい未来を創り出そう」。
 60年前の戦争で、中国人民は多大な犠牲を強いられました。しかしそれにもかかわらず、戦後、中国人民と政府は復讐するのではなく、寛大な度量とヒューマニズムにもとづいて、中国在住日本人の帰国を援助し、残留孤児を養育し、戦争賠償請求を放棄し、中日友好を育て、さらに極悪非道の戦犯にさえ、前例のない人道的な教育改造を施すことで平和的な人間に変身させました。中国人民の積極的な働きかけとその平和的な諸政策は、戦後日本の平和で民主主義的な社会の形成に大きく寄与したといっても過言ではありません。
 日本に生活基盤を持つ私たち日本の華僑華人は、日本人民の平和を渇望する気持ちとその社会の複雑さを身をもって体験しています。列を組んで靖国神社に参拝する政治家が後を絶たないかと思えば、靖国神社参拝に反対し、戦争に反対する民衆もたくさんいます。右翼が中心になって編纂した「歴史を歪曲した教科書」を検定で合格させた日本政府の無責任ぶりに怒りを覚える一方、広範な保護者・教職員及び地域の人々がそのような「危ない教科書」にノーと言って立ち上がり抵抗していることを目の当たりにして、胸をなで下ろしています。特に今年に入ってから、一部の政治家とマスコミが中日友好に水を差し、その仲を裂こうとする動きがある一方、多くの良識のある日本人が日中友好を進めるために払ってきた多大な努力を目にし、敬意を表するものであります。
 「日本人民は偉大な民族である。」と故毛沢東主席は述べました。中日関係が波乱含みの今日こそ、「日本人民に望みを託すべきである。」今日、中日間に見られる数々の矛盾や問題は、中日両国民の間のトラブルではなく、中日両国人民、さらにアジア・世界各国の人民が、侵略戦争を美化しようと企む一部の者に反対する戦いです。在日華僑華人は進んで行動を起こし、われわれの身近にいる多数の日本人と手を組んで、正義ある勇気と平和のもつ魅力と共通の智恵を掲げて、戦争に反対し平和を希求する中日両国民の共通の願いを呼び起こそうではありませんか。先の大戦でわれわれは、ともにファシズムの被害者でしたが、今日われわれは歴史を銘記し、平和を守り、未来を創り出す主人公にならなければなりません。侵略戦争を美化する風潮や狭隘なナショナリズム的宣伝に惑わされてはいけません。一部の右翼のそのような言動は、中国人民とアジア人民を傷つけるだけでなく、日本人民を侮辱し欺瞞するものです。かつて、われわれ両国人民は、さまざまな障害を乗り越えて中日友好関係の確固たる基盤を作り上げましたが、今日の中日両国人民もさまざまな障害と破壊を取り除いて、中日友好の新世紀において輝かしい未来を創りあげることができると確信しています。このことは、世界と地域の平和を守る大事なことであり、同時に在日華僑華人自身の民族感情と利益にもかなうものです。われわれは中日友好の最大の受益者である故に、中日友好の積極的な維持者であらねばなりません。中日友好を守る責任が、何人にもあるのです。
 
 中国革命の先人は、近代日本を「中国振興の発祥地」としました。民主主義革命の先駆者の多くは日本から祖国へ戻り、祖国の啓蒙と救国運動に身を投じたのです。このような栄えある伝統を受け継ぎ、民族精神を高揚させ、複雑きわまる当面の中日関係を目前にして、われわれ在日華僑華人は、人類の正義の兵士、中日友好の種子になろうではありませんか。
 ここに、在日の同胞に呼びかけたいと思います。
1、自ら直ちに行動を起こそう。まじめに勉学し真剣に働き積極的に生活して、行動で中国人としての存在感を示そう。われわれは自らの言動に責任を持ち、大切にして、中華民族の名誉と在日華僑華人のイメージアップに努めよう。さらに、われわれの長所と身分を生かして、草の根の交流を根気よく展開して、中日関係を促進しよう。
2、中日友好交流のイベントやプロジェクトに積極的に参加し、ボランティア精神で隣人・同僚・友人・恩師・同級生・同窓生などに積極的に働きかけよう。中日友好のために、一人でも多くの友だちを作ろう。中日関係における難しい問題に関心を持ち、戦争と平和に関する中国人の立場と理念及び実際の感想などを、日本の友人に紹介し、戦後の実例、たとえば、ヒューマニズムに則り戦後処理を進めた例や、改革開放後の中国の変化、さらに、中日友好によってもたらされる大きな利益などを、実例を使って紹介しよう。真の中国を、中国の素顔を日本人に理解してもらい、徐々に正しい歴史観と中日友好の認識を深めてもらおう。
3、さまざまな方法やルートを駆使して経済・文化・科学技術など広範な領域にわたる中日間の交流を促そう。中華民族の復興に貢献するだけでなく、日本の平和と進歩にも責任をもって地道に努力しなければなりません。この両者は表裏一体であり、中日関係は「ウィン・ウィンの関係」なのです。一部の右翼がいたずらに事を起こして中日両国の交流を破壊し中日両国民の感情を裂こうとしていますが、われわれは彼らのねらいを見抜き反撃すべきであり、交流を拡大し、是と非を明らかにし、誤解を解き、友情を厚くしようではありませんか。

具体的な行動で、中日間にある困難を打開し、中日間に安定した友好関係を築き、中日関係に輝かしい未来を創るために、いっしょに努力し、貢献しようではありませんか。
 
                        日本華僑華人連合総会
                        日本新華僑華人会
                            2005年9月3日 東京にて


王毅大使あいさつ
 各位侨胞,各位朋友:
   今天是中国人民抗日战争暨世界反法西斯战争胜利60周年纪念日。上午,胡锦涛主席就此发表了重要讲话,全面阐述了中华民族的伟大精神,值得我们认真领会和学习。

  60年前的今天,是一个让中华儿女永远难以忘怀的日子,是中国及世界历史发展的新的里程碑。这一天,中国全境一片欢腾,中国人民举国同庆。这一天,旅日侨胞和所有海外华侨一样,摘掉了亡国奴的帽子,恢复了中国人的尊严。这一天,全世界人民彻底摆脱了法西斯侵略和奴役的阴影,迎来了久违的和平与安宁。

  1931年 ,日本军国主义制造“九一八事变”,霸占中国东北。1937年,日军又悍然挑起“七七”卢沟桥事变,发动全面侵华战争。从白山黑水到天涯海角,从长城内外到黄河长江,日军铁蹄之下,神州大地生灵涂炭,哀鸿遍野,中国遭受了从未有过的劫难,中华民族到了生死存亡的时刻。

  但是,中国人民不畏强暴,奋起抗争。在中国共产党的推动和领导下,建立了最为广泛的抗日民族统一战线。一切爱国力量集结在抗战的旗帜下,同仇敌忾,舍生忘死,前仆后继,同日本侵略者展开了殊死搏斗。积弱积贫的古老中国,在危亡时刻迸发出顽强的生命力,昏睡百年的中华民族,在紧要关头奋然觉醒,侵华日军从此陷入人民战争的汪洋大海,中国创造了半殖民地半封建弱国打败帝国主义强国的奇迹。
  
  抗日战争的胜利,是近代史上中华民族反抗外来侵略取得的第一次全面胜利,是中华民族由衰败走向复兴的伟大转折点。它一扫百年耻辱,使中国人民重新确立了民族自信和民族自尊,形成了万众一心、不屈不挠、勇往直前的“抗战精神”。它壮大了人民的力量,加快了中国革命的进程,使中华民族在浴火中重生。它提高了中国的国际地位,使中国由被掠夺、被欺凌的对象进入世界大国行列。它粉碎了日本军国主义势力,结束了日本自明治维新以来近百年的对外侵略扩张,最终使日本走上和平发展道路。
  
  抗日战争是一场关系中华民族生死存亡的民族解放战争,八百多万海外同胞与祖国人民风雨同舟,共赴国难。其人数之众,力量之强,贡献之大,在华侨史上前所未有。抗战期间,海外侨胞倾囊报国,向国内捐献大量军需物资,为祖国人民坚持持久抗战,取得最终胜利提供了重要的物质基础。数万侨胞置个人生死于度外,毅然回国参战,不少人血洒疆场,用自己的青春和生命,谱写了壮丽的爱国主义诗篇。

  旅日华侨一向具有爱国爱乡的传统,支援祖国革命与发展的传统。民主革命的伟大先行者孙中山、辛亥功臣黄兴、鉴湖女侠秋瑾、新中国缔造者之一的周恩来,都曾在日本从事革命活动,得到过旅日华侨的无私帮助。抗战爆发后,大批旅日华侨心系祖国安危,他们虽然受到日本军国主义的迫害,但爱国之心不泯,报国之志弥坚,以各种形式支持民族抗战。人民音乐家聂耳在日期间完成的义勇军进行曲,奏响了中华民族追求独立与解放的最强音,也喊出了广大旅日华侨的抗日心声。
  
  抗战胜利特别是新中国成立以来,旅日华侨扬眉吐气,重新获得了应有的权利和自由。广大侨胞秉承自强、爱国的优良传统,积极投身祖国建设,致力于维护祖国统一,促进中日关系的恢复发展,做出了独特的重要贡献。改革开放以来,旅日华人华侨队伍不断扩大,目前已增加到约60万。广大侨胞活跃在经贸、科技、教育、文化和艺术等各个领域,有的奋力拼搏,有的功成业就,更有越来越多的年轻人后来居上,展现出一代中华新人的时代风采。

  各位侨胞,今天的祖国,早已摆脱不幸和屈辱的历史,迎来了有史以来最大的发展机遇期。但我们的国家仍未统一,经济尚不发达,人民生活还需进一步提高,中华民族伟大复兴的征程仍然任重而道远。我愿利用今天的机会,向广大旅日侨胞提出几点希望,与大家共勉。

  第一,继承和发扬爱国主义的优良传统,为国家的繁荣和发展贡献力量。抗战胜利前后旅日华侨截然不同的境遇,从正反两方面昭示,华侨与祖国同呼吸,共命运,祖国危则华侨衰,祖国强则华侨兴。作为炎黄子孙,无论我们身处何地,都要情系桑梓,心怀祖国,共同致力于中华民族的兴旺发达。

  第二,满腔热情地推动祖国统一,坚定不移地反对“台独”。早日实现和平统一是两岸中国人的共同心愿。最近台海局势出现的积极变化令人鼓舞,但反独遏独仍是当务之急。旅日华侨始终是维护民族团结和祖国统一的重要生力军,我们应加倍努力,深刻汲取“兄弟阋于墙则侮于外”的沉痛教训,携起手来共同推进祖国统一的宏伟大业。

  第三,与日本人民友好相处,推动中日关系的改善和发展。健康稳定的中日关系符合两国的根本利益,也与生活在日本的各位侨胞休戚相关。祖国政府和人民将一如既往,本着以史为鉴,面向未来的精神,努力维护中日关系的政治基础,发展两国在各个领域的友好合作。各位侨胞与日本人民朝夕相处,希望你们担负起民间友好使者的重任,积极宣传祖国的外交政策,促进两国人民的相互了解和友好感情,为两国关系的改善和发展多做贡献。

  各位侨胞,抗战胜利为我们留下了巨大的精神财富,全国各族人民的共同努力为中华民族的复兴打下坚实基础。让我们发扬伟大的民族精神,携起手来,万众一心,共同开创祖国更加美好的明天!

  最后,祝各位朋友身体健康,事业发达,祝伟大的祖国繁荣昌盛!
  谢谢大家。


抗日戦争勝利60周年記念集会
日本華僑華人聯合総会 曽德深会長あいさつ

2005年9月3日 東京華僑会館にて

各位来宾,各位侨胞,大家好!
  首先让我代表两个主办团体,向出席大会的各位来宾,侨胞表示热烈的欢迎和衷心的感谢!特别感谢王毅大使在公务万忙中抽空光临,要为我们做重要讲话。
  今天大会的主题,在横幕上写的很清楚。但我们想用三个成语来做进一步的说明。
  这三个成语,第一个就是「温故创新」,第二个「实事求是」,第三个「安居乐业」。
  第一个的「温故创新」的意思是,把近代的中日关系史重温一下,掌握正确的历史实事。以历史供鉴,创造中日双方的美好将来。
  从日本派兵占领台湾岛的1874年开始到2005年的今天,130年的历史可以分为三个部分。第一个部分就是1874年到1945年,这是日本军国主义者侵略中国,中国人民起来反抗取得胜利的历史。第二个部分就是1945年1972年。这时中日邦交正常化的斗争史。第三个部分就是1972年邦交正常化以后的中日交流史。
  大家都知道,今天中日之间面临的状态。特别是政治关系很是不好。政治关系的不良引起两国人民之间的嫌恶感情对立。这个主要原因在于日本的部分领导人对历史没有正确的认识。日本国民的不少部分欠乏历史知识。「温故」就是学习历史,从历史的取经验,「温故」是走向未来的出发点,但是只有历史当事者的一方学习历史也解决不了问题。
  历史的当事者双方一起来「温故创新」才是正确的办法。在另一方的当事者,对历史事实处于无知或误知的情况下,我们首先要从推广认识正确历史的工作做起,这个工作要以「实事求是」的精神以「摆事实,讲道理」的方法耐心的去做。不能过于感情,更不能以暴力来对待问题。我们要做到理论上讲的通,感情上可以接收,要做到心服。
  下面关于「安居乐业」这个成语的含意说明一下。据统计目前居住在日本的华侨•华人将近60万人口,这里有几代住下来的老华侨,也有中日邦交以后定居的新华侨。不管是老的,还是新的,大家的共同愿望是「安居乐业」。为了「安居乐业」我认为需要有三个条件。第一就是居住国的日本要有稳定的环境。政治要安定,经济要发展。第二个条件就是我们的祖国中国也要安定和发展,中国要和平统一。第三个条件就是站在中日两个国家的安定发展的基础上,两国要通过互相勾通,确立坚不可破的互信友好关系。
  今天我们在这里开会,目的就是「温故创新」,为了中日两国人民的「安居乐业」,以「实事求是」的精神,「摆事实,讲道理」的方法,以在日华侨华人的特殊地位,去创造条件,去贡献力量。
  最后再一次谢谢大家的出席。


華僑総会元会長 呂行雄氏、逝去

 横浜華僑総会元会長・日本中華総商会元会長を務めた呂行雄氏は病気療養中のところ薬石効なく、9月6日(火)、逝去された。享年66歳。 
 通夜は9月8日、告別式は9月9日、いずれも横浜の広東会館で厳かに営まれた。喪主は馬華香夫人。王毅駐日大使は霊前に生花を贈り、葬儀には駐日大使館から程永華公使・于淑媛総領事が参列、また日本華僑華人聯合総会陳焜旺名誉会長・曽德深会長、横浜華僑総会任政光会長、東京華僑総会符易亨会長のほか、多くの華僑華人、日本の友人が訪れ、別れを告げた。
 呂氏は1939年3月11日に、広東省鶴山県出身の父・呂澤明氏と母・江川鷹氏の2男として横浜に生まれ、72年5月に馬華香氏(15届校友生)と結婚、徳義(40届)、翠青(42届)、翠瑛(46届)の一男二女をもうけた。
 若くから華僑華人の権益擁護と中日友好、また街づくりの活動に励み、横浜中華学校校友会・横浜華僑総会・日本中華総商会の会長を歴任、横浜中華街関帝廟や横浜中華街「街づくり」団体連合協議会の役員に就任するなど、その献身的活動は長く称えられることであろう。

呂行雄氏略歴:
1946年 横浜中華学校入学(中華学校6届)
1955年 横浜山手中華学校中学部卒業
1958年 神奈川県立神奈川工業高校卒業
1963年 父の逝去により【萬来軒】経営を引き継ぐ
1967年 横浜山手中華学園理事就任(~99年)
1986年 横浜山手中華学園評議員就任(~87、92~98年)
1990年6月 馬偉鴻氏の後を継ぎ、横浜華僑総会会長に就任(~99年)
1990年6月 横浜関帝廟竣工
86年元旦に焼失した関帝廟再建のために奔走し、両華僑陣営協力の下に再建を果たす
1994年 FM横浜番組審議会委員に就任(~05年)
1999年9月 日本中華総商会設立、初代会長に就任(~01年)
1999年11月 横浜華僑総会会長辞任、名誉会長に就任
2000年8月 日本中華総商会訪中団を率いて、新疆第9回ウルムチ経済貿易商談会に参加
2000年11月 日本中華総商会を率いて、香港中華総商会成立百周年記念式典に参加
2001年4月  横浜関帝廟管理委員会委員に就任(~01年12月)
2001年7月16~17日 全球華僑華人中国和平統一促進大会―新世紀東京大会開催、組織委員会主任委員として開催準備作業に奔走し、世界各国の華僑華人を東京に集結させ大会成功させる
2001年9月 日本代表団を率いて第6届世界華商大会(南京)に参加
2002年4月 横浜中華街関帝廟評議員会発足、初代議長に就任(~04年)


故呂行雄氏告別式あいさつ
  横浜華僑総会名誉会長 曽德深


 呂行雄は、私とは中華学校の小学校から中学校までの同級生でした。高校は各々別の学校へ行きましたが、そのあと二人ともこの街で商売をして、ずっと小さいときからの付き合いでございました。長い付き合いの中で、数々の公の仕事を一緒にやりました。お互いの良いところも悪いところも、よく知っています。みなさんもご存じのとおり、彼はバブルの最中に行った自分の店舗の土地取得、それと料理店の改装などの投資が原因で、親が残してくれた店を手放す状態になりました。手放したばかりでなくて、少なからずの友人にご迷惑をかけました。みなさまと親への申し訳ないという気持ちからか、病気となり、何度か手術を行い、病と闘ってきました。経営に行き詰まり病と闘った晩年の印象が、現在強く私たちの脳裏に残っていますが、それは、呂行雄66年の生涯のうちのわずか6年の間の出来事です。
 今、ゆっくり考えてみますと、この6年以前の呂行雄の60年は、非常にすばらしい生涯だったと思います。彼は多くのことを成しました。昨日のお通夜から今日の告別式にかくも多くの友人が、お焼香にお出でいただいたということが、そのなによりの証明です。たとえば横浜関帝廟が今日ああいうふうな形であるのは、彼が並大抵ではない苦労をし、心血を注いだ結果、華僑の気持ちが一つになって建設することが出来たのであります。また、1999年に日本中華総商会が成立できたのも、彼の努力なくして語れません。そして2001年、世界各地からから多くの華僑華人が東京に参集して、台湾独立反対祖国平和統一の大会が成功裏に開催できたのも、呂行雄が重要な役割を果たした結果であります。今、あげたのは、彼が公に対して行ったことの一部でありますが、おそらく個人レベルでも、多くの良きものを人々に与えてきたと思います。
 彼の優点、優れていた点は何かと考えてみますと、それは「勘定をしない」ということだと思います。何かを行うときに決して自分を勘定に入れてものを考えない、ここが彼のすばらしさだと思います。ですが、それがまた彼の欠点でもあったわけです。勘定をしないわけですから、勘定を重視しない、それが晩年の事業の失敗につながったのではないかと思います。ですが、やはり彼の最大の優点である「自分を勘定に入れない」ことが、彼が多くの、ぼくは敢えて言いますが、恵みをこのわれわれの仲間に与えてくれたのではないかと思います。彼は自分を勘定に入れない、この考えは一体どこから受け継いだのかと考えてみますと、彼の母親江川鷹がやはりそういう方でした、面倒見の非常に良い方でした。母親の影響がとても強かったと思います。そしてもう一つは学んだ中華学校の教育の影響もあると思います。まだ覚えていますが、毛沢東の「人民のために服務する」という短い文章が教科書にありました、そういう精神の影響があったと思います。「人民のために服務する」、今の言葉で言えばホスピタリティです。まさに自分を勘定に入れずに彼は多くの友人に接し、多くの公の仕事をやってきたと思います。
 ただ、非常に残念な思いがあります。ある外国の小説家が言っていました。「男は力がなければ生きられない。だけど優しさがなければ生きる価値がない。」 彼はまさに優しさいっぱいで、価値いっぱいの生をこの66年過ごしました。ただ願わくはもっと力強さを持っていたら、より長い時間われわれと共に、もっと多くの仕事ができたのではないかと思います。その意味で非常に大事な人を失いました。
 彼が自分の生涯をかけてわれわれに蒔いた種をわれわれは大事にして、これから育てていきたいと思います。彼という友人がいたことを、ぼくはとても誇りに思っています。
 2005年9月9日


故呂行雄氏を悼む ~弔電~

故呂行雄氏の葬儀にあたり多くの方から弔電が届けられました。一部をご紹介します。
(敬称略)

○神奈川県知事 松沢成文
 呂行雄様のご逝去を悼み、謹んで哀悼の意を表します。
 横浜華僑総会会長ご在任中は、長年にわたり日中友好にご尽力されるとともに、外国籍県民との多文化共生社会の実現に多大なご貢献をいただきました。
 ご生前のご功績をしのび、心からご冥福をお祈り申し上げます。
○前衆議院議長 河野洋平
○横浜市長 中田宏
○神戸中華総商会会長 林同春
○(財)神奈川県国際交流協会会長 平山郁夫
○学校法人神戸中華同文学校理事長 林同福
○学校法人神戸中華同文学校校長 金 翼
○福岡ソフトバンクホークス監督 王貞治
○参議院議員 千葉景子
○遼寧省対外貿易経済合作廰廰長 張貴新
○横浜市会議長 伊波洋之助
○日本新華僑華人会会長 呉智深
○広東省人民政府僑務弁公室・広東省海外交流協会
○中華海外聯誼会


唁 电
吕行雄先生治丧办∶
惊悉吕行雄先生不幸病逝,不胜悲痛。谨向吕行雄先生表示沉痛哀悼,向其亲属表示亲切慰问。
吕行雄先生是日本侨社一位德高望重的老侨领。他热爱祖国,热心侨社公益事业。长期以来,在维护侨胞合法权益、增进侨社团结发展、推动中国和平统一大业、弘扬中国文化、促进中日友好等方面做了大量富有成效的工作。他的逝世是日本侨社的重大损失,但他的英名必将激励更多的华侨华人完成其未尽的功业。
吕行雄先生千古!
全国人大华侨委员会
2005年9月8日


吕行雄先生治丧委员会并亲属∶
惊悉日本华侨华人联合总会原副会长、日本中华总商会原会长、横滨华侨总会名誉会长吕行雄先生因病逝世,殊感悲痛,谨致深切哀悼!
吕行雄先生出生于日本,热爱中国文化,眷恋祖国家乡,自青年时代起积极投身华侨爱国运动,热心侨社公益事业,长期担任侨团领导职务。三十余年来,吕行雄先生乐于奉献,淡泊名利,开拓进取,勇于创新,在维护侨胞合法权益、增进侨社团结协作、弘扬中华传统文化、推进祖国统一大业、促进中日友好往来、加深两国人民间的友谊诸方面做出了大量卓成有效的工作,受到了侨社的广泛赞誉。
斯人已逝,音容宛在。山高水远,英名永驻。愿吕行雄先生安息!望吕先生亲属节哀顺变,善自珍重!
中华人民共和国 国务院侨务办公室
二○○五年九月九日


横滨华侨总会∶
惊悉吕行雄名誉会长不幸逝世,殊感悲痛,谨致以深切哀悼,并向其夫人及家属表示亲切问候。
吕行雄先生自青年时代就积极投身华侨爱国运动,他生前长期担任华侨社团领导工作,德高望重,对推动旅日侨社的团结发展发挥了重要作用。在全球华侨华人”反独促统”运动中,吕先生克服重重困难,毅然担起组织”全球华侨华人推动中国和平统一大会-东京大会”的重任,团结各界侨胞,使大会取得圆满成功,至今仍受到各界赞誉。他坚持传承中华文化,全力支持侨校的发展,积极促进中日民间交流。吕先生先国后家、先人后己的无私奉献精神令人钦佩,吕先生为旅日侨社的健康发展所作出的突出贡献将永垂青史。吕先生的不幸逝世是日本侨界一大损失,也使我们失去了一位真挚的朋友,我们将永远怀念他。
请节哀珍重。
中华人民共和国外交部副部长 武大伟
二○○五年九月九日


日本东京中国驻日大使馆请转吕行雄先生亲属∶
惊悉日本横滨华侨总会名誉会长,中国总商会首任会长爱国侨领吕行雄先生不幸逝世。请允许我代表中国中华全国工商联对吕先生辞世表示沉痛哀悼,并请转达我向吕先生亲属表示亲切慰问,节哀保重。
吕行雄先生是在我访问日本时同他相识,对他爱国爱乡,扶植在日新一代华侨华人成立爱国社团和热诚位侨社服务的精神十分钦佩。他的辞世是在日华侨华人界的一大损失。我相信在日的新老华侨华人一定会以吕行雄先生的爱国精神建设好在日华侨华人社团,为促进中日两国友好贡献力量!
中国全国工商联党组书记 第一副主席 胡德平
2005年9月9日


横滨华侨总会转吕行雄先生夫人及亲属∶
惊悉吕行雄先生不幸逝世,深感悲痛,谨致以沉痛的哀悼。
吕行雄先生热爱祖国,关心侨社,淡泊名利,无私奉献,心胸宽广,令人敬佩。长期以来,他克服困难,开拓进取,为维护侨胞合法权益、增进侨胞团结互助、推动中国和平统一大业、弘扬中华文化、促进中日友好做了大量富有成效的工作,贡献卓著。吕先生的不幸逝世是日本侨界一大损失,也使我们失去了一位真挚的朋友,我们将永远怀念他。
望吕先生夫人及亲属节哀珍重。
中华人民共和国驻日本国特命全权大使 王毅
二○○五年九月九日


吕行雄先生家属∶
惊悉吕行雄先生不幸逝世,深感悲痛。
吕先生一生热爱祖国,服务侨社,长期以来,为维护旅日侨胞合法权益、增进侨社的团结发展、弘扬中华文化、推动祖国和平统一大业、促进中日友好做出了重要的贡献。吕先生的逝世是旅日华侨界的一大损失。在此谨表示沉痛哀悼。并向你们表示诚挚慰问。
望节哀顺变。
中华人民共和国外交部领事司
二○○五年九月八日


驻日本使馆转
吕行雄先生亲属∶
惊悉吕行雄先生不幸逝世,特致电表示深切哀悼。吕行雄先生是日本中华总商会首任会长、横滨华侨总会名誉会长、日本华侨华人联合总会原副会长,生前热心为侨服务,努力推动祖国统一,弘扬中华文化,促进中日友好,德高望重,热心公益事业,作出了许多有益的贡献。他的逝世使我们感到十分悲痛,他的精神将永远活在亲友们心中。
谨向各位亲属表达亲切慰问,并望节哀珍重。
中华全国归国华侨联合会
2005年9月8日


山手中華学校 游芸会開催
 小1の「收伏紅孩儿」
 横浜山手中華学校(潘民生校長)では9月23日(金・祝)に「游芸会」が開催された。
2年に一度開かれるもので、今回の游芸会では小2の「蜗牛与黄鹏鸟」などの中国語劇、中学部の「被告人山田武男」の日本語劇、「王子と乞食」の英語劇、合唱や合奏、また小6~中3までの女生徒がそれぞれ中国民族舞踊を披露した。獅子隊が獅子舞を披露し、小学部と中学部の武術隊がそれぞれの武術を披露した。最後に家長会理事による合唱と老師たちの合唱が披露された。
 なお、家長会が昼食と点心を販売、バザーを開いた。


日本華僑華人学会 第5回例会
『校誌』編纂から見えたもの


 日本華僑華人学会が主催する第5回研究例会が9月17日(土)、横浜華僑婦女会館で開かれ、「『横浜山手中華学校百年校誌』編纂から見えたもの」と題して、『校誌』編集長を務めた黄偉初中華学園副理事長が講演した。
 学会会員・研究者、大学・大学院の学生、中華学校関係者など20人ほどの参加者を前に黄編集長は、「中華学校の創立以来の体験的事実を記録し資料を後世に伝えることで、中日交流史の中でこの学校が果たした役割、祖国と子弟の教育に対する横浜華僑の熱い思いを明らかにしたい、との思いで14名の編集委員は編集に携わった。この学校の100年の歴史を、日本にいる60万華僑華人と日本の方にも知っていただき、未来を展望する手がかりとしたい。」と述べた。
 大同学校創立以来100年にわたり、全日制男女共学、中・日・英3か国語教育、教員を国内から招聘するという、中国国内にもない「先進的近代教育」が連綿と行われてきた中華学校の教育を紹介し、「寄付者名簿に見える学校を支えた華僑の互助互済の精神と、子女教育を重視した横浜華僑の姿勢を、これからも継承発展させたい。」と語り、「発刊することで、第2代華僑の責任をかろうじて果たせたかと思う。」と振り返った。
 司会を務めた同学会の伊藤泉美さん(横浜開港資料館)は、『校誌』の資料や年表は後世に残るものであり、これにより華僑教育史研究が進み中華学校に対する認識が深まった、またお話から学校を維持する華僑の熱い思いと編集の苦労が伝わってきた、と関係者をねぎらった。

補記:
本紙9月号に掲載しました「『横浜山手中華学校百年校誌』北京・天津で発刊贈呈式」の記事中、8月2日北京において行われました発刊式の出席者名簿に、この発刊式のために奔走され準備をしていただいた第1届校友生の高喜美さん(故李錫経校長夫人)と第6届校友生の陸汝富さんのお名前が遺漏しておりました。ここに補記させていただきますとともに、関係各位にお詫び申し上げます。 文責-黄偉初


横浜中華公立学校校友会 「夏のお食事会」大変なにぎわい
潘創治(横浜中華公立学校19届生)

 9月6日(火)、横浜中華公立学校校友会(黄弐成会長)主催の「夏のお食事会」が均昌閣水龍宮館において午後5時半より開かれ、40数名の校友生が小学校時代の話に花を咲かせ、またカラオケやビンゴゲームをして、楽しい夕べを過ごした。お開きの際、黄会長から、「来春の1月20日ころ新年会がありますので、皆さんぜひご出席ください」とのあいさつがありました。


ますますお元気  各僑団、敬老会を開催
敬老の日を迎え、各僑団ではさまざまな趣向で敬老の会が開かれた


横浜華僑婦女会(劉燕雪会長)は9月14日(水)、婦女会館3階ホールで05年度敬老会を行い手作りのお赤飯弁当で祝った。出席者は40名、お弁当は会館に来ることのできない高齢の会員にも届けられました。


横浜福建同郷会
(林訓一会長)は9月16日(金)、メルパルク横浜で敬老会を開催した。参加者62名、内43名が70才以上で、和気あいあい、なごやかに交流した。
同会には70才以上の会員が70名在籍しているという。


(社)広東同郷会
(陸煥鑫会長)は9月19日(月)、中華街聘珍楼において同郷会成立40周年祝賀会と敬老会の日を祝う会を開催した。

 中国大使館の于淑媛参事官総領事が来賓として出席し、来賓15団体代表、出席者総数330名という盛大な会となった。70才以上の出席者は75名、李艶薇さんが中国民歌を独唱し、横浜中華学校校友生国術団の獅子舞が行われ、にぎやかな会となった。
 同会には70歳を超える長老会員が、300余名の会員のうち約3分の1の100名在籍しているという。


卓球友誼大会開催

 日本華僑華人聯合総会・日本新華僑華人会・日本中華総商会主催による第2回華僑華人卓球友誼大会が9月11日(日)、横浜文化体育館で開催された。横浜からは横浜華僑総会2、横浜山手中華学校男子2・女子1の合計5チームが参加、総勢52チーム200余名が団体戦を行った。
 中・高級クラスは少年1隊チームが優勝し、初級クラスは東京大学チームが優勝した。


囲碁大会開催

優勝した中国Aチームと審判長・王唯任四段(前列左2、日本棋院、台湾生まれ)
 地球市民かながわプラザにおいて9月19日(月・祝)、第4回地球市民国際交流囲碁大会が開催された。
 この大会には中国、朝鮮、韓国、台湾、日本のメンバーがA・B各6チーム参加した(日本チームはA・Bそれぞれ2チームずつ)。
横浜華僑総会は中国A・Bチームを受け持ち、東京中国留学生学友会、横浜国大中国留学生学友会と東京・横浜の老華僑がメンバーとして参加した。台湾から昨年同様アマチュアの囲碁チームが来日し、参加した。
 対局の結果、中国Aチームは全勝で完全優勝し、Bチームは3位に入賞した。


保育園小紅運動会
 秋風が心地よく吹く9月17日(土)、保育園小紅の運動会が開かれた。一家総出の応援に園児たちも大張り切り!家族とともに「運動会」を大いに楽しみました。


中国万華鏡 はやり言葉 キーワード ( 32)
 多读好书,争当中日双通人! 郑 青荣

  有句格言说得好,‘兼听则明,偏信则暗’。意思是说,广泛听取意见,就清醒明白;只信一面之词就糊里糊涂。要想全面深入地了解中国,正确认识中日历史问题,就需要持这种兼容并蓄加去粗取精的学习态度。

  在日本大城市里有不少大中型书店,步入其内,宛如身临书海。各种各样的书籍、杂志等充斥于书架上,五花八门,琳琅满目,包罗万象,应有尽有。然而你只要仔细观察,就能发现它们却带有明显的倾向性,特别是国际政治方面。就拿有关中国方面的书籍来说,尤其是涉及当前中日之间敏感话题的书,它们就不讲究什么‘兼收并蓄’,也远不那么宽宏大量了。书柜上那些一排又一排的书名,一扫视就让人觉察到它们有着严重的偏向性。不信,你随便拿几本浏览一下,就可以发现:往往都是明显倾向于右翼的各种充满反华、藐华以及诽谤北韩言论的内容。它们堂而皇之地占据了货架、货柜上最显眼的好位置以吸引顾客,真可谓‘反华的坏书坐上席’!。而与此针锋相对的好书就很难找到,或者本来就没有它们的栖身之地,真可谓‘劣书驱逐良书’。

  眼下日本,有那么一批右翼理论家、学者和文人在出版界和论坛上显得十分活跃。他们撰写、发表的反华评论、杂文、文学作品等横行跋扈,仗势作恶,令人又反感又有些忧虑。尽管如此,所幸的是,你只要把眼光放到书柜各个角落里或不显眼的书堆里仔细、耐心地去寻觅的话,还是可以从中找得到一些‘良师益友’的。像《靖国问题》(高桥哲哉著[筑摩书房出版])、《反日と反中》(横山宏章著・集英社)等都很有见地、它们的持平之论可以帮助我们深入地思考这些热点问题。新华侨段跃中先生创办的「日本侨报社」(http://duan.jp)近几年来陆续出版了许多中日文的好书。比如《尖閣列島・釣魚島問題をどう見るか》(村田忠禧著)《なぜ噛み合わないのか――日中相互認識の誤作動》(王敏著)、《中国の「対日新思考」は実現できるか》(冯昭奎著)等等可读性都很高,值得我们去精读、深入思考和领悟。咱们的日本侨报社虽‘短小’但又‘精悍’,拥有自己独特的风格和优势。可惜的是它目前尚未能打进日本主流市场里,但完全可以在各地书店或网上订购。

  当前中日关系确实已陷入了历史性困境与持续性僵局,但是这不足以使我们悲观和失望。因为世上的事情,毕竟都是物极必反,还因为人民,只有人民才是创造历史的动力。尽管不识时务而一意孤行到极点的政治首领能给历史进程造成暂时的波折和倒退,给东亚地区的团结合作蒙上一层阴影,但他们毕竟无法阻止时代列车滚滚向前奔驰。当前中日关系的困境与僵局同时也预示着东亚新时代的即将到来。东亚朝气蓬勃而健康的民气与民力已经和正在走上历史大舞台,亿万人民将会奋力去拨云雾而见青天。

  做好中日民间沟通和友好交流工作应是我们义不容辞的职责。为此,我们在日华侨华人应该进一步努力提高自身的综合素质、整体形象和个人‘品牌力’。我们应该与时俱进,迎接挑战,发挥开拓创新精神。在当前风云变幻、错综复杂的内外形势之下,我们要加倍努力学习,勤于思考和对比,去粗取精、存真去伪,以不断提高我们的信息鉴别能力和历史认识水平;我们要注意研究中日关系中出现的新问题,多读好书,经常充电,力争当好中日双通人;加强与日本友人及所在社区居民的联系和思想感情交流,为构筑起相互信赖、长期稳定、互惠互利的中日关系,为争取我们六十万在日华侨华人赖以安居乐业和持续发展的和平环境而奋斗!


訃 告
 
 林美栄女士(横浜中華学校8届生林道廣氏(翠華)ご母堂、福建省)05年9月4日逝去されました。享年87歳。通夜は05年9月6日、告別式は9月7日、鶴見区鶴見の「大本山総持寺三松閣」で執り行われました。
 謹んでご冥福をお祈りいたします。

呂行雄氏(元本会会長・横浜中華学校6届、広東省鶴山県)05年9月6日逝去されました。享年66歳。通夜は05年9月8日、告別式は9月9日、中区山下町の「廣東会館」で執り行われました。
 謹んでご冥福をお祈りいたします。

譚稲好女士(横浜中華街「酔龍」社長譚慶秋氏ご母堂、広東省)05年9月17日逝去されました。享年93歳。通夜は05年9月20日、告別式は9月21日、中区山下町の「廣東会館」で執り行われました。
 謹んでご冥福をお祈りいたします。

呉新生氏(横浜中華学校20届、広東省)05年9月19日逝去されました。享年52歳。通夜は05年9月26日、告別式は9月27日、中区本牧原の「本牧プラザ」で執り行われました。
 謹んでご冥福をお祈りいたします。